
「猛暑日と酷暑日、どっちが暑いかわかんない」落語家・春風亭一蔵が気象庁に苦言?
落語家の春風亭一蔵がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂フライデー ~どうした!?一蔵!』(文化放送・金曜日9〜13時) 9月19日の放送では、パートナーの水谷加奈アナウンサーとともに、今気になるニュースについてトークを繰り広げた。
水谷「一蔵さんが気になったニュースは何でしょうか?」
一蔵「朝日新聞の『丸亀製麺、店舗責任者の年収500万円台→最大2千万円 待遇改善策』という記事です。店長さんを鍛えて…、まあ、みんながみんな2000万円になるわけじゃなくて、お客様から評判がいい店長とか、「位」がどんどん上がって給料が上がっていくっていうシステムを導入するという記事なんですけど、いや、素晴らしいと思います。これだけ物価が上がってて働き手の給料が上がんなきゃ、それは経済だって回ってこないでしょ。こういうのどんどんやってほしいのと同時に、まあ、もうちょっと噺家のギャラを上げてほしい」
水谷(笑)
一蔵「二ツ目から真打になったんだからさ。真打だからっていきなり面白くはならないかもしれないけどさ、師匠って言われるようになったんだから、そりゃ(ギャラを)上げてさあ。真打を呼んでるってプライドを持ちましょうよ、って毎回こういうのを見ると思いますね。
それから、こちらも朝日新聞から『気温40度以上は「酷暑日」 気象庁が新名称検討 来夏にも使用開始』って記事なんですけど。まあ、25度以上が夏日。30度以上、真夏日。35度以上、猛暑日。で、40度以上は酷暑日。これちょっと気象庁に文句言いたいですね」
水谷「えっ? なんで」
一蔵「真夏日と猛暑日でも僕は違和感感じたんですよ。要するにネーミングが似てるから、どっちがどっちだか分かんない。まあ、確かに猛暑日の方が暑そうだけど、今度は猛暑日と酷暑日だと、酷暑日のが暑いって分かんないんですよ。だから、気象庁の方に取り上げて欲しいんですけど「猛暑日・極み」とかにしてほしい」
水谷(笑)
一蔵「猛暑日の後に何かをつけたほうがいい。または「超・猛暑日」とか」
水谷「超は分かりやすいですね」
一蔵「そう、「超・猛暑日・極み」でいいじゃん。これは相当暑いんだって分かる。酷暑日って言われたってねえ」
水谷「猛暑と酷暑はなんとなく似てるからね」
一蔵「それのほうが僕はいいんじゃないかなと思いました。それと、毎日新聞の記事で『赤トンボが激減 奈良では1000分の1の地域も 農薬使用など影響か』というニュースです。僕ら、江戸弁を使うと「赤とんぼ」じゃなくて、「赤とんぼ(「あ」にアクセント)」っていうんですよね。正式には」
水谷「あ、そうなんだ」
一蔵「ただ、『目黒のさんま』っていう落語で今の一句が出てるんですけど、「赤とんぼ(「あ」にアクセント)」っていうと、お客さんが逆に「あ、訛った」って雰囲気になっちゃう」
水谷「あ~、難しいんだ」
一蔵「〇〇も本当は××なんですよ」
水谷「うそ!」
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