大竹まこと「違和感がする」高市早苗新総裁のワークライフバランス発言に対する懸念を語る

大竹まこと「違和感がする」高市早苗新総裁のワークライフバランス発言に対する懸念を語る

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お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜11:30~15:00)10月6日の放送では大竹と経済アナリストの森永康平氏が、自民党の新総裁に選出された高市早苗前経済安全保障相に関する新聞各社の記事を取り上げた

高市氏は総裁選出後の挨拶で、「私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てる。働いて、働いて、働いて、働いて、働いていく」と述べている一方で、取材に来た記者にはワークライフバランスを大切にするよう呼び掛けている場面もあった。

砂山圭大郎アナウンサー「日曜日に取材に来ている記者に対して『日曜日ですよ。皆さんはワークライフバランス大切にしてくださいね』と。」

大竹「いやでも、高市さん本人が日曜日に働いてたら行くだろう記者も。日曜日ですよって言われて『じゃあ僕取材に行くのやめます』っていう記者がどこにいるんだ」

森永康平「確かに(笑)」

大竹「それでなくてもこのワークライフバランスというのは……」

森永「これ結構ネットを見ていたら炎上していたんですけど、僕はいまいち炎上しているのが分からなくて。高市さんがもし日本国民全員にワークライフバランスとか言ってるんじゃない働けおら!って言っているんだったら炎上するなと思いますけど、自分はワークライフバランスとかではなくガツガツやりますと決意表明として個人で語られているだけなので……そこをとやかく言う必要はないと思います。僕は押し付けなければいいんじゃないのと思っているんですよね」

大竹「問題はそこでさ。こういうことを発信すること自体が浸透していってしまうと……教師だったり介護の現場だったり、高市さんが言うワークライフバランスを超えている人たちも沢山いると思うんだよ。既に労働が過重になっている人が世の中には沢山いて、それに対する収入のバランスが取れないという現実があって。それでも働くぞ!という発言には奥底に「やっぱり自助ですよ」と。そういうのがあるような違和感がするんですよね」

森永「逆に僕は大竹さんが仰ったように、政治家として現時点でワークライフバランスを崩さなければ生活できない人が日本に沢山いる現実を変えるためには自分がワークライフバランスとか言っていてはダメでしょうと。国民のために自分が身を粉にして働かなければならないと言っているのであれば、その通りだと思いますが、私がワークライフバランスを無視するんだからお前らもそうしろよと言っているのならおかしいと思うという……捉え方次第なんじゃないかなと。僕は会見を見ていて高市さんが「お前らもそうしろ」と言っているようには見えなかったですけれどね」

大竹「でも、あとで発言を訂正して記者にはワークライフバランスを大事にと……」

森永「もしかしたら話したあとに、そういうふうに報じられるからというのをケアしたのかなと思いますけどね」

大竹「そういう懸念もあるという話ですね」

〈参考〉

高市氏「ワークライフバランス捨てて働く」 新総裁のあいさつで

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