中島岳志「石破さんは政治における“当たり前”を取り戻した」
自民・維新連立の高市早苗政権が始まろうとしている。10月21日の「武田砂鉄ラジオマガジン(文化放送)」では、東京科学大学教授の中島岳志が、石破内閣とは何だったのか検証をした。
中島「石破政権が終わり、またリスクを個人化し、パターナルな高市政権に変わります。そして、そこに維新が加わり、安倍政権の時代に逆戻りしてしまうっていうのが今起きていることなのかなと思います」
砂鉄「石破さんが就任した時は色んな事が変わるんじゃないかなという感覚がありました。けれど政権を動かしていった段階くらいから自分の言いたいことを言っても、なかなか動かないんだよなと愚痴り始めたりして結果的に実務として何か実行できたのかなと首を傾げる感じにもなってしまいますね」
中島「与党の過半数割れなど条件が悪かったっていうのもあると思います。あと、やっぱり自民党内に石破さんを支えてくれる仲間が多くはなかった。それが政権の瓦解に繋がっていったんだろうと思います。じゃあ石破さんは何もやらなかったのかっていうと違うと思っているんですね。石破さんは政治における“当たり前”を取り戻したと思うんです。安倍さんにしろ、菅さんにしろ、日本政治の“当たり前”を破壊してきた人たちだと思うんですね。嘘をつくとか、隠ぺいする、改ざんする、野党の言い分を聞かない。過半数を取った人たちが何でも進められる。そんな政治をやってきた。しかし、こういうことは民主主義とは違いますよと考えてきたのが、かつての良き自民党の在り方だったはずなんです。保守っていう考え方は人間の不完全性を前提にしていて、人間っていうのは間違いうる存在だから、色んな人の意見を聞いて合意形成をしていく。それが自由主義なんだと言ってきたのが戦後の自民党の保守政治なんです」
番組では、この他にも中島岳志が石破政権の検証をしています。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお楽しみ下さい。
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