自維連立は参院選の敗者連合
自民党と日本維新の会が連立を組み、高市早苗氏が憲政史上初の女性総理となった。10月21日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるが自維連立の問題点を語った。
小塚「自維連立は打算でバタバタ出来上がったと思っていて、一言でいうと自維連立は参院選の敗者連合なんです。自民党側はとにかく高市さんを総理大臣にするんだという執念、それから政権から絶対に落ちないという執念、一方の維新は、このままだと存在価値がなくなる、それから大阪の地方政党として終わるかもしれない、全国政党なんてとても無理みたいな状態の中で、とにかくどうやったら存在を誇示できるかと思っていた。そのタイミングで公明党が抜けた。お互い利害が一致したってところだと思います。本当に“連立ありき”だったので、今後いろんなところで齟齬をきたしていくんじゃないかと思っていますが、閣外協力になったのも腰が引けてる感があります」
長野「何なんですか閣外協力って。政権運営にあたって責任は取らないけど、政策は一緒にやりますってことですか?」
小塚「代表は否定しているらしいですけど、やっぱり逃げやすいですよね。いざとなったら連立から離脱するのは大臣を出していなければ簡単です」
鈴木アナ「遠藤敬さんだけ総理補佐官ですよね」
小塚「遠藤さんくらいしか自民党にパイプがないらしいんです。あと閣外協力になったもう一つの理由が答弁できる人がいないみたいなんです。維新は政権に入ったことがないし、不祥事が出てきたこともあったじゃないですか。それもあって大臣を出さないという話もあります」
長野「そんな不安定の中で連立合意文書ができました。これは両党の絆なわけでしょう?」
小塚「連立を組むにあたって維新側が12項目の要請を自民党側に投げて、それに対しての答えっていうことで合意文書ができ上がっているわけなんですけど、見ていくと、いくつも思うところがあります。維新は企業・団体献金の廃止を厳しくやると言っていたんですが、これに関してはクエスチョンですね」
長野「どこに行っちゃったのって感じですよね」
番組では他にも小塚かおるが自維政権の問題について語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。番組の「ニュースアップデート」のコーナーでお伝えしています。
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