「都心部のバスは本当に不便」 大竹まことが日本のバス問題を聞く
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜11:30~15:00)。10月27日の放送は、中公新書から発売されている『日本のバス問題-高度成長期の隆盛から経営破綻、再生の時代へ』の著者である佐藤信之氏を招き、月曜パートナーの阿佐ヶ谷姉妹とともに本の内容について伺った。
大竹「バスです。お年寄りが利用しているのを多く見かけたりしますが、どのバスも昔に比べて、もう立ってギュウギュウみたいな感じではなくなってますね」
佐藤「昔はすごかったですよね。バスのドアからこぼれ落ちそうになって」
スタジオ(笑)
大竹「だから、停留所で止まっても誰も降りないで、乗ろうとしてもそのバスが行っちゃったり」
阿佐ヶ谷姉妹:江里子「ああ~、満杯で」
大竹「はい。僕もよくそんな目にあってましたけど、今はそんなことはなくなってきて」
佐藤「バスの正面に“満員”って札があるんですけども、もうほとんど使わないですよね」
大竹「ああそう。じゃあ、あるんですね」
佐藤「20~30年前は結構使ってて、朝の通勤時間は途中で乗れないから、“満員”って札を出してれば、待ってる人に分かるから、そのまま通過しちゃうっていうことありましたよね」
大竹「あれ、悔しかったね。バスに乗れないで行っちゃって」
佐藤「まあ、日常のことですからね。利用者の方もね、分かってて我慢強く」
大竹「来ないな~と思ってたらね、2台ぐらい続けてきますからね」
佐藤「鉄道だと遅れたらもう大変なことになっちゃうんだけど、バスって普通に遅れますからね」
大竹(笑)
佐藤「発車の時・分自体が結構いい加減なんですよね」
阿佐ヶ谷姉妹:美穂「そうですか(笑)」
佐藤「途中で時刻表よりも速く走ると、バスっていうのは時刻表の時間よりも前に走っちゃいけないんで、少し遅らせて走るんですよね」
大竹「あ、そうなんだ。へえ~」
佐藤「だからそういう点でバスってのはあてにならないっていうのがね、ちょっと今問題ですよね」
大竹「でもそうですけれども目的地にはたどり着けるわけで、当時はとても便利なものだなあと。通学にはバスが大きな役目を果たしていたんですけども」
佐藤「かつてはバスのサービス水準って全然違ってたわけです。本数が全然違ってたんですよね」
大竹「ええ、ええ」
佐藤「うちは千葉市なんですけども、千葉の駅前から県庁まで行くのに、まあ、10分ぐらい便がない場合があるんですけども、昔はねえ、1~2分に1本」
大竹「はいはい、うん」
佐藤「県庁所在地で中心地ですから、いろんな路線が集まってきて。ええ、バスがなぜ旅客が減ってきたのかっていうところなんですけれども、一つは鉄道が便利になったっていう。地下鉄ができたっていうこと。モノレールだとかいろんな交通機関ができて、バスからそういう交通機関に移ったとか、そういうことがあるんですけれども。で、千葉市の場合でいえば、郊外からみんな都心部にバスで直通していた。それを、鉄道の便数が増えたもんだから郊外の駅に直結させたら、都心にバスが入ってこなくなった。だから都心部のバスは本当に不便になっちゃった」
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