 
							ヤフー主催の展示イベント「フェイクニュースモンスターズ展」とは!?
10月31日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後3時台「アップデート・コラム」のコーナーでは、「今月のフェイクニュース」というテーマで、白鴎大学教授・元TBSアナウンサーの下村健一氏に話を伺った。
下村健一「フェイクニュース絡みなんですけどね、いま原宿の竹下通りのすぐ近くで“フェイクニュースモンスターズ展”っていうイベントをやってます」
長野智子「どういうイベントですか?」
下村「わたしも昨日覗いてきたんですけれども、その名の通り、ヤフーさんが主催でやっているんですけども、フェイクニュースのいろんなパターンをモンスターに変えて、いろんなモンスターが会場に並んで待ってるんですよ」
長野「へぇー!」
下村「たとえばちょっと紹介すると“タイトルビッグマウス”っていうヤツがいてね、要するにタイトルをビッグマウスに変えちゃうっていう、そういうモンスターなんだけど。そこに行くとマイクが置いてあって、『あなたの最近の出来事を一言で喋ってください』って言われるんです。で、僕は『最近、能登地震の被災地に行ってきました』って喋ったら、ものの数秒で目の前の壁にダァーっとタイトルビッグマウスが喋る吹き出しで煽り見出しが並ぶんです。いまその写真を送ったから、長野さん読んでください」
長野「『【世間騒然】SNSで話題沸騰!被災地巡りが拡散』とか『【流出】決定的証拠が流出!被災地の裏側を暴露』とか『【真相追求】隠された真相?被災地の裏側に潜む陰謀』とか……すごいですね」
下村「とにかく一瞬で出てきて、いかにもあるあるなタイトルで、これを見る人は『あー、なるほど、何だってこういう煽り見出しに出来ちゃうよね』っていうことを、目の前で自分の言葉を変換されることで実感します」
長野「はい……!!」
下村「隣は“データバイアスザウルス”っていうヤツがいて(笑)。グラフを斜めから見たら、小さかったはずの右端の棒がデッカく見えるみたいな、データをいじるバイアスをかけるためのモンスターがいたりとか。“AIイリュージョニスト”っていう、撮られた自分の写真が一瞬で加工されて、それにけばけばしい見出しがついて『下村健一、何日か風呂に入ってないことを詫びる』とか(笑)」
長野「最近、高市総理大臣も出てますからね、フェイク広告」
下村「そうそう。簡単に出来ちゃうってことをその場でやってみせられたり。あと古典的で面白いのは“キリヌキザリガニ”っていうのがいて。ザリガニのでっかいハサミでチョキっと切り取って、まず切り取る前のどこかの架空の会社の記者会見を動画で見て、キリヌキザリガニがチョンっとやって、ちょっとどこかが一言だけ切り抜かれると全然違ったイメージになるっていうのを目の前で『なるほどぉ〜!』と見せられる」
長野「このイベント、いいですね〜!」
下村「これはヤフーさん、頑張ったと思いますね。他にもいろんなモンスターがいるんですけども。(イベントは)来週月曜日の3連休までやってます。原宿界隈に遊びに行く方は、ぜひ寄ってみて、このフェイクニュースモンスターたちにぜひめぐり会ってほしいなと思います」
「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送
(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間
後まで聴取できます。
														※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
														※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。
													
関連記事
この記事の番組情報
 
     
           
     
										 
     
     
										 
    .jpg) 
   
   
										

