2027年度の防衛費を前倒し

2027年度の防衛費を前倒し

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高市総理は2027年度の防衛費を前倒ししてGDP比2%にするとトランプ大統領に約束した。

11月4日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるがこの問題について語った。

小塚「今年度中に前倒しすることになったので今の臨時国会なのか、1月からの通常国会でとにかく補正予算で防衛費を2%にするということになります。2%にすると今、現在がGDP比1.8%で約9.9兆円なんですよ。これを2%にするということは11兆円なので、あと1.1兆円必要なんです。これをどこからどう持ってくるつもりなんでしょうか。実は2027年度の予定の段階だった時も財源は固まっていなかったんです。これは増税などでやることになっていて法人税とたばこ税の増税は来年4月からやることに決まっているんですが、もうひとつ所得税の増税があって、これは幅広く色んな人に影響するので実施時期がまだ決まっていないんです。そういう意味では財源が決まっていないのに『前倒しします』っていうのだけが先にきちゃって、今日からの代表質問やこの後の予算委員会で議論になるとは思いますが、心配な面もあります。あと2%前倒しっていうのはどういうことかといいますと、これで終わりじゃないということなんです。だから安全保障3文書も来年中に前倒しして改訂するっていうことなんです。とにかく防衛費はもっと増やさなきゃいけないんだということで2%をさらに越えるといわれています。アメリカから水面下で『アジアの同盟国も3.5%くらい必要だよ』っていわれているだとか、『NATO基準で5%』という話もあるようです。ちなみに3.5%だと年間のGDP比でいくと21兆円。5%だと年間30兆円」

長野「10兆円から20兆円も増えるってことですか」

小塚「今、10兆円でも財源どうするのって言ってるのに21兆円とか30兆円なんてことがあるんですかって思うんですけど、私たちがぼやぼやしてるうちにどんどんそういう方向にいってしまいそうです」

 

番組では他にも小塚かおるが防衛費前倒しについて語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。番組の「ニュースアップデート」のコーナーでお伝えしています。

 

「長野智子アップデート」は平日午後3時~5時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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