中小企業のAI導入を成功に導くポイントは?
11月10日放送の「HENNGE presents BIZ-TECH Lounge」は、先週に引き続き、ゲストにフリー株式会社 取締役CTO兼共同創業者の横路隆氏を迎えて、中小企業のAI導入を成功に導くポイントや今後のビジョンについて詳しくお話いただいた。
文化放送アナウンサー・甲斐彩加(アシスタント)「中小企業のDXの課題は何ですか?」
フリー株式会社 取締役CTO兼共同創業者 横路隆氏「スモールビジネスといっても課題やプロセスは多様だということです」
HENNGE株式会社代表取締役社長・小椋一宏氏(パーソナリティ)「詳しく教えてください」
横路「スモールビジネスと言いましても、創業年数、業種、規模というのが大企業と同じく多様です。他の会社でうまくやった方法をそのまま真似したとしても、DXがうまく進むわけではないっていうのが、とても難しいポイントだと思っております」
小椋「中小企業のAI 導入を成功に導くポイントはどんなところでしょうか?」
横路「経理とか労務は、割と定型的な作業が多いんですけど、各会社で“誰々さんが知ってるよ”とか“あの人が退職しちゃってやり方がわからない”といった属人性みたいなところが残っています。AI に仕事をしてもらうためには、マニュアルを見ただけで、全て正しく指示がわかるような教え方をする必要があります」
小椋「なるほど」
横路「ここをしっかり言語化してAI に伝えていく。ナレッジみたいなものをコンテキストデータと呼んだりしますけど、こういったものをいかに揃えていくかが成功のためのポイントになります」
小椋「今の業務をちゃんと整理して定型化していくというか、どういう業務なのかということを定義していくことが必要ということですかね?」
横路「その通りです」
小椋「フリー株式会社の魅力についてもお聞かせください」
横路「フリー株式会社は、スモールビジネスというものにフォーカスしてビジネスをやっております。資本主義においては、大きな会社の方が財力、資本力がありますので、大企業向けに価値を提供しビジネスを伸ばしていくというのがセオリーです。しかし、我々はスモールビジネスという、一社一社のお財布は小さいですが、彼らがイノベーションの源泉であり、多様なスモールビジネスが世界の主役になることが、社会をもっと面白くするためのエッセンスだと思っています。難易度は高いけれど、社会インパクトが大きくて面白い。こういったチャレンジをやるところが、我々の大きな魅力なんじゃないかなと思っております」
「HENNGE presents BIZ-TECH Lounge」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報
HENNGE presents BIZ-TECH Lounge
月 20:00~20:30
クラウドセキュリティサービスを提供するHENNGE株式会社の小椋一宏が、様々な企業からゲストを迎えながら、これからのITについて幅広く議論を展開するビジネス番…