【水谷加奈の劇場型恋愛体質】子どもたちよ。挨拶は大切だよ
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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―11月28日(金)配信分―
夜7時ごろ。駅近くに停めてあった自転車に乗ろうとしたらサドルが濡れています。知らないうちにさっと降ったのでしょう。
持っていたミニタオルで拭いて帰ろうとしたところ、隣の子供用自転車を取りに走ってきた男の子。小学校3年生くらいかな。ちょっとぽっちゃり系。短パン姿が寒そうです。
「わ!マジかっ」
男の子が大声を出しました。サドルが湿っているのに気がつかないで跨ってしまったようです。
「うやあ」
太腿の内側をさすりながら飛び跳ねているので、
「拭いてあげよっか」
と声をかけました。でも特に返事なし。こっちも手にミニタオルを持ったままだったので、横からささっと水気を払ってあげました。
「もう濡れてないから座れるよ」
しかし、やはり無言…。結局男の子は黙ったまま自転車に飛び乗って行ってしまいました。
いや、別に感謝されたくてやったわけではないけれど…、「ありがとう」と言ってほしかったわけでもないけれど…、なんだかなあ。
何の反応もないのは淋しいなあ。あ、もしかしたら知らないおばさんに変なことされた。くらい思っているのか?
いやいやホントはお礼を言いたかったのに恥ずかしがり屋で声が出なかったとか?
そういえば朝8時頃、我が家の玄関前を通った小学生に「おはようございます」と声をかけたときも、挨拶なくさーっと走り去られたことを思い出しました。
勉強も大切だけど挨拶はもっと大切なんだけどなあ。
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