【お天気気象転結】デフリンピック
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼11月28日配信号 担当
鈴木純子
一昨日まで開催されていた聴覚障害者のための国際的スポーツ大会、東京デフリンピック2025に行ってきました。国立オリンピック記念青少年総合センターではデフリンピックスクエアで様々なイベントが開催されていました。日本手話と国際手話を教わったり、リレー競技を体験したりしました。
リレーのバトンパスは、日本式だと後ろを見てアイコンタクトで行い、国際式にはバトンを肩などに触れさせてからパスするのだそうです。

△分身ロボットOriHimeにポーズを取ってもらいました
分身ロボットOriHimeに会うのも目的のひとつ。
OriHimeは身体的問題や距離を克服するテクノロジーで、あらゆる人が社会に参加できる世界を実現する遠隔分身コミュニケーションロボットです。障害があってもOriHimeの遠隔操作で様々な体験ができ、私はOriHimeで話すことを目標に頑張ってきたという福岡の未柚(みゆう)さんとお喋りしました。

△メダルは「みんなで羽ばたく」というコンセプトのデザイン
競技は東京体育館の卓球を観戦しました。



△東京体育館で卓球を観戦
大画面に競技の音が「カッ」「コォーン」などと文字で表現されていました。漫画みたいです。ちなみに聴覚障害のある方は漫画で情報を得ることが多いらしく、デフリンピックスクエアでは漫画の展示もありました。
デフリンピックを通じて耳の聴こえない人、聴こえにくい人、様々な人がいることへの理解が広がることを願います。私も覚えた手話を使えるようにしなければ。
小春日和が続くと、心がほんわかします。
骨折後、骨を強くするために1日最低10分は日光を浴びるようにしています。ちなみに小春日和とは、晩秋から初冬にかけて、一時的に春のように暖かく穏やかになる天気のことをいいます。
旧歴10月の異称が「小春」なので、小春日和が使えるのは現代の暦では11月から12月上旬頃。今年で言うと11月20日から12月19日になります。
これから年末に向けて気ぜわしくなりますが、心は小春日和でいきたいですね。
気象予報士 鈴木純子
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