【水谷加奈の劇場型恋愛体質】譲るべきか譲らぬべきか
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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―12月5日(金)配信分―
おじいさん1人と女性2人が電車に乗ってきました。おじいさんは80代とお見受けします。女性2人はまだ60代かな?という感じ。何かのサークル仲間でしょうか。3人ともとても楽しそう。座っている私は迷います。本来ならおじいさんに席を譲るべきなのですが、彼は今【ひとりの男】として自信を持って存在しています。まだまだ若々しい気持ちでいっぱいの様子。しかも年下の女性2人をエスコート?しているわけで。彼に「どうぞ」と声をかけると彼の面目をつぶしてしまうのでは?と…。かといってぼんやり立ちあがると、
「あなたたちどちらかお座りなさいよ」
と言いそう。でも女性2人はまだ席を譲られるような年齢ではありません。だったら疲れている私が座っていたい…。結局いろいろと考えているうちに3人は降りていきました。どうすればよかったのか…。
譲るべきか譲らぬべきか悩むことはよくあります。
70代後半、いやもしかしたら80になってるのかなという男性がスーツやジャケットを着てカバン持って背筋をピンと伸ばして立っていると、
(まだ現役で仕事されているんだろう。席を譲るのはかえって失礼かな)
と躊躇してしまうこともあります。
これはどうでしょう。
中央線にて。明らかに登山帰りと思われるご老人が乗ってきました。私はその日ヒールで5時間の立ち仕事を終え超疲れていました。
譲るべきか譲らぬべきか?さあ、どうする!?
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