男らしさ・女らしさの見解を神谷氏に問われ、「私自身の考え方も、ものすごく申し上げにくい」と明言避けた高市総理に大竹「多様性を認める立場に立ってほしい」
12月17日(水)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)は、毎日新聞の「高市首相「ものすごく申し上げにくい」 男女「らしさ」の見解問われ」という記事を紹介し大竹がコメントした。
毎日新聞によると、「ここで言ってしまうと、また政府の見解になってしまう」。高市早苗首相が16日の参院予算委員会で、参政党の神谷宗幣代表から「ジェンダーフリー」に反対する立場から男女の「らしさ」に関する個人的見解を問われ、「ものすごく申し上げにくい」と答えに窮する場面があった。
神谷氏は「私自身は男らしく、女らしくという価値観を持っている」として、東京都議会に提出された「女性活躍推進条例案」が「性別による無意識の思い込みの解消」などを盛り込んでいることに対し「思想統制だ」と主張。「男らしい、女らしいという性差を認めていくことは駄目なのか」と尋ねた。
首相は「地方公共団体で決めることについて私が申し上げる立場にはない」と断った上で「私自身の考え方も、ものすごく申し上げにくいことをご理解いただきたい」と困惑気味に発言。「『女の子なんだから、こうしなさいよ』と言われながら育ってきた世代だ」と述べるにとどめた。
選択的夫婦別姓に反対するなどジェンダー平等の推進と一線を画してきた首相だが、最近は存立危機事態を巡る自身の国会答弁で批判を浴びただけに、個人的見解を明言することに慎重になったようだ。
大竹まこと「神谷さんの「男らしく、女らしくという性差を認めていくことはダメなのか」という質問に対して、高市さんは「私自身の考え方も、ものすごく申し上げにくいことをご理解いただきたい」と言って、「私自身は『女の子なんだから、こうしなさいよ』と言われながら育ってきた世代だ」と言っている。本人は、女らしくしなさいよと言われてきた世代であるが、この件に関しては申し上げづらいと言ってるわけだよね。最後の文言からすれば、「そういう風に言われながら育ってきた世代です」に続く言葉は、私もそう思ってるところなんですよと言いたいところなんだけど、言わないというニュアンスが伝わってくるね。男らしく、女らしくという言葉はとても幅の広い言葉で男らしくしなさいという言葉はそういう教育なのか、信条なのか。女の人にも同様のことが言えるね。しかも、ジェンダーフリーがこれだけ広がって、男らしくもなく女らしくもなく、別の世の中での認められ方もしている。世界でそういう動きがあるし、しかもジェンダーフリーの国会議員の人も世界でたくさん出ている。そういう時にジェンダーフリーはこっちに置いておいて、男と女は~みたいな発言。これ自体があれだよね。人々の暮らしを、人々の生活を、人々の生き方を網羅してないという感じに聞こえるよね。もうちょっと、いろいろな人が多様性をもって生きてるという基盤を持って発言しないと、これからも偏った政治の在り方になっちゃうんじゃないかな。いろいろな意見があるけれど、多様性を認める立場に立ってほしいなと私は思います」
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