日本政府、中国の輸出規制強化に撤回を要求 レアアースが禁輸されるとどうなる?
1月8日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、中国の対日輸出規制に関するニュースについて意見を交わした。

藤井氏「短期的な経済損失は十分考えられる」
日本政府は7日、中国商務省が軍事と民間の両分野で利用できる軍民両用(デュアルユース)品目の日本に対する輸出管理を強化すると発表したことを受け、中国側に抗議し、措置の撤回を求めたと発表した。日本だけを対象にした措置は国際的な慣行と大きく異なると批判している。これに対し、中国外務省の報道官は同日の記者会見で「中国が講じた措置は完全に正当で合法だ」と反論した。
寺島アナ「中国の対日輸出規制。具体的な品目はまだ発表されてはいませんが、レアアースも規制の対象に含まれるとも言われます。藤井さん、この動きはどうご覧になりますか?」
藤井氏「徐々にこういうところまで来ましたね。最終的にいま中国ができる非常に強いカードはレアアースの禁止だったわけですけど、今回のデュアルユースはレアアースも入る可能性があるということですから、遂にそこの領域まで対日圧力を高めてきたということになりますよね。これは十分想定される範囲の話であって。中国のほうも、ここまでの間に色々と圧力をかけて日本側が折れるかどうかを確認している状況があるわけですけれども、折れないので、レアアースまで徐々に拡大していきますよ、ということになるわけですよね」
寺島アナ「はい」
藤井氏「ですから、このレアアースが対日で輸出禁止になった場合、どうなるのかっていうことですけれども、これは当然ながら、いま日本っていうのは非常に中国に頼っている状況。(依存度は)6~7割ですから。ただ、2010年に禁止された同様の事例があったときのショックよりは今回のほうが随分緩和できるんですよね。2010年のときに対応していた実績がありますから、あの時ほどのひどさというのは無いわけですけれども、それでも短期的な経済損失なんていうのも十分考えられるわけですよね。これからどうやっていくかっていうことなんですけれども。ただ圧力をかけられたとて、日本側に何ができるのかっていう話で。中国が完全に満足するような対応っていうのは高市政権が退陣して、石破政権のような政権が誕生するということですけど、それはあなためちゃくちゃですよっていう話ですから」
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