【アナコラム】小宅世人「初めて箱根駅伝の中継所実況」
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼1月16日配信号 担当
小宅世人アナウンサー

2026年最初のお仕事は箱根駅伝の実況。僕は往路の3区と4区、復路の7区と8区を継なぐ平塚中継所を担当させていただきました。
学生三大駅伝を全て実況生中継でお届けする文化放送ですが、僕個人としては10月の出雲駅伝の前日に声帯炎で喉を壊してしまい、11月の全日本大学駅伝では直前にインフルエンザ発症。中継チームに迷惑をかけてしまい、昨年は文化放送での駅伝実況デビューが叶いませんでした。
そしてようやく迎えた大一番。年末は、「これまで箱根にかけてきたランナーたちのためにも絶対に失敗できない」というプレッシャーや緊張感と闘いながら、眠れない夜も続きましたがなんとか勝負の当日を迎えることができました。
何日、何時間と準備を重ねようと勝負は一瞬。今年の平塚中継所はたった10数分という短い時間の中で全21チームが襷リレーを行いました。
トップのランナーの姿が見えてくると、中継所は多くの関係者の方々や、応援に駆けつけた観客の皆さんによる歓声や拍手に包まれます。
目の前で襷を繋いでいくランナーたちのスピードはとにかく圧巻で、それぞれの表情や息づかいからこれまで箱根に向けて積み重ねてきた想いの強さが現れていました。声援を受けながら肩にかけていた襷に手を掛け、外してギュッと握りしめる。そして最後の力を振り絞りながら次のランナーへ継なぐ。このシンプルな動きの中にも駅伝の美しさが詰まっているような気がします。
結果は青山学院大学の見事な三連覇。今年も数々の大記録、名シーンが生まれる素晴らしい大会になりました。
初めて箱根駅伝の中継所実況を経験して、個人的にはまだまだ反省点も多かったのですが、そこを必ず克服してまた来年戻ってきます。
今回出場した全21チームの選手の皆さん、箱根を目指してこれまで戦ってきた全てのランナーの皆さん、そして関係者の皆様。本当にお疲れ様でした。

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