【アナコラム】斉藤一美「唯一無二の野球中継」

【アナコラム】斉藤一美「唯一無二の野球中継」

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!

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▼8月25日配信号 担当
斉藤一美アナウンサー

私は「文化放送ライオンズナイター」が大好きです。
中立であることを是としてきた日本の野球中継で、特定のチームに肩入れするやり方は今でこそ珍しくありませんが、その歴史は他局と比べても断トツで長いため、老舗の看板を汚さぬよう日々準備を続けています。     

言うまでもなく実況の主語はライオンズです。
「打たれた!」「抑え込まれた!」「やられた~っ!」と言っても全くかまいません。
ただし、ライオンズナイターはここ数年で全国の放送局でも聴けるようになったため、ライオンズびいきのトーンは抑えめにしています。
文化放送エリア外の地域ではそれぞれの局が応援するチームを取り上げる野球中継番組があるため、ライオンズナイターの表現を持ち込むとリスナーに迷惑をかけてしまうかもしれないからです。          

ところが、たまに「文化放送だけで流れるライオンズナイター」を中継することがあります。
昔ながらのライオンズびいき実況をお届けする貴重な機会を逃してなるものか!とその度にワクワクしながら本番に臨むのです。 

しかし…そんな時に限って、今年のライオンズは負けます。
せっかく、1つのストライク、1個のアウト、1本のヒット、そして1点を奪うごとに大騒ぎをする準備を整えているのに…我々の目の前で黒星を1つずつ重ねていくのです。
心底、ガッカリします。
だからこそ、目の前でライオンズが勝利を飾った時は徹底的にお祭り騒ぎのノリです。   

1つ勝つことのありがたみを知り尽くした者が喋るゲームは絶対に面白くなります。
野球に興味がない読者の方も、気が向いた時で結構なので聴いてみて下さい。お約束します。
「文化放送ライオンズナイター」は唯一無二の野球中継です。 


▲解説・松沼雅之さんと”蒼空ユニフォーム”を着て西武×オリックス戦に臨む(8月22日・ベルーナドーム)


▲埼玉西武ライオンズの本拠地・ベルーナドーム外観


▲西武×日本ハム戦を前に解説・辻発彦さんと梅雨明けの空の下で(6月27日・沖縄セルラースタジアム那覇)

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