彼らは本当に「チンピラ」なのか!? プチ鹿島が「大阪維新」に斬り込む!
フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄ラジオマガジン」(文化放送)。1月15日(木)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、木曜前半レギュラーの時事芸人・プチ鹿島が「維新しぐさの真骨頂を味わい、考える」というテーマでトークを展開した。
プチ鹿島「今日は『維新しぐさの真骨頂を味わい、考える』というテーマにしました。
これまでにこの『ラジオマガジン』の僕のコーナーとか、文春オンラインの連載などでも日刊ゲンダイというタブロイド紙がですね、維新のことを『チンピラ維新』と書き始めたという記事を紹介しました。
その『チンピラ』って意味はどういう意味なのか。現代の文脈で言うとですね、連立離脱カードをちらつかせて自民党を脅す手法とか、あと『国保(国民健康保険)逃れ』などの様子についてゲンダイがチンピラと呼び始めたと。
その後ですね、ほぼ毎日のように『チンピラ維新』……もう見出しというかコーナーのように書いてるんですよね」
武田砂鉄「“今日のチンピラ維新”みたいな見方をしてるんだ」
鹿島「そうです。年明けもこんな感じです。
例えば1月6日付の日刊ゲンダイ『チンピラ維新、年明け早々誇大広告は焦りの裏返し』。新聞に維新の誇大広告……あっ、誇大広告じゃない、広告を出したんですけどそれ、『誇大広告だろ!』っていうツッコミですよね。
7日付『チンピラ維新、吉村代表やる気満々も肝心の福祉と構想に暗雲』。
10日付『チンピラ維新、国保逃れ止まぬ炎上』。
直近だとおとといですね、『チンピラ遷都、ピンチ』。
『チンピラ遷都、ピンチ』って普通に書いてて、チンピラチンピラってある種ちょっと調子づかせてしまったかなと思って」
武田「あーもう鹿島さんがね(笑)。大体もうレイアウト的に『チンピラ』ってとこまで入ってて、その後何を続けるかっていう感じになって」
鹿島「昨日おとといなんか、そのチンピラ記事の上にすごいんですよ、告知があって。今度パンダだらけの新聞が読みたい……っていうのは日刊ゲンダイが『日刊パンダイ』っていう、パンダ大特集の増刊を出すっていう、めちゃくちゃギャップありません?」
武田「そうですよね(笑)」
鹿島「『こんな時代だからパンダだらけの記事が見たい』っていうのと、その下に『チンピラ遷都ピンチ!』……『遷都ピンチ!』って書いてあるんですよ」
西村志野「気持ちがついていかないですよね(笑)」
武田「これこそ『タブロイドの振る舞い』ってことですね」
鹿島「そうそう、そうそうそう(笑)。
まあ、なのでもう『チンピラ維新』とかは連載名であり、ジャンルであり、様式美のようになっちゃったんですよね。
ただ、そうは言っても維新にも責任はあるんじゃないかな? っていうことで 年明け、全国紙でも維新のやり方について、どんどん調査報道があって書き始めているんですよ。
これ1月6日の朝日新聞ですが『国保逃れ疑う事業主。届いた資料と勧誘』っていう記事で、つまり今回の国保逃れのきっかけとなった、告発した人に取材しているんですよね。
その人によると、去年大阪のホテルで開かれた、個人事業の方による交流会っていうのがあったんですって。その人にスーツ姿の男性が近づいてきて『国保安くなりますよ』っていう提案をしたと。
で、『なんか怪しそうだな』と思ったら、『維新の議員さんもやってますから問題ないですよ』って。で、実際色々資料を取り寄せたら、コスト削減の提案とか、
一般社団法人に理事として名を連ねてわずかな報酬を得て働いている体裁を取ると。そうすると社会保険に切り替えられるよっていう……。
で、誘われた男性は倫理的にまずそうだし、どう見ても気持ちが悪いと思って、その後自民党のその大阪府議に事情を説明して問題が表面化したっていうんですよね。
で、この構図ってこれも『ラジオマガジン』で ずっと報じてきましたけど、維新の共同代表である藤田さんをめぐる政治資金のね、あの構図にもちょっと似てるんですよね。
あれも『しんぶん赤旗』がきっかけなんですけども、ポスターやビラの印刷紙などの名目で、公設秘書が代表を務める会社に対して公的資金を支出していた。つまり『公金管理の構図だ』と指摘されていましたよね」
武田「ええ」
鹿島「藤田さんは取材に対して『違法性はない』と説明しているわけなんですが、ここなんですよ。僕が今日これから言いたいポイントっていうのは、その国保逃れもその公金管理疑惑っていうのも、大事なのはこれ、新聞各紙も違法とは報じてないんですよね。
まあ実際違法じゃないですから。だから維新の説明としては『違法ではない』『制度の枠内だ』『ルール上は問題ない』っていう説明をするんですけども、今回の国保逃れもそうですけど 最終的に違法性はないで片付けるじゃないですか。
これって結局、ここ数年どころか10年来の維新のキャラクターを表しているんじゃないかな? って思うんですよね。
結果的に制度の隙間を誰よりも早く巧みに使ってきた姿を見せていて、でもそれって表向けには『ほらこんなに合理的でしょ?』とか『スピード感でしょ?』『コスパがあるでしょ』っていう、何ていうんだろう、その合理的な維新の訴えとどこか僕、表裏一体だと思うんですよね。
逆に言えば脱法じゃなきゃ何でもやってもいいじゃないかっていう」
武田「はいはいはい」
鹿島「でも『それって政治家としてはどうなのかな?』と思うんですよね。
倫理観って問われるわけじゃないですか。脱法じゃなきゃ何でもいいでしょっていうのはどうかなっていうのがあったんですけど、今回まさしくこの政治とカネの面でも、そういう改革よりも抜け道に詳しいっていう、既得権益を批判しながら誰よりも抜け穴を突くっていう、そのなんていうのかな、『やり手感』っていうか。『でもいいじゃん、これ得してるんだから』」
武田「でもそれが行き着くと最後には『表出ろよ!』っていうことになりますからね(笑)」
この後も、プチ鹿島さんによる維新についての考察は続きます。気になる方は、radikoのフリータイムでご確認ください!
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