衆院選 自民党が比例で候補者不足 14議席が他党に回る異例事態
2月10日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、衆院選の比例代表の“自民党の候補者不足問題”について意見を交わした。

“裏名簿議員”の誕生ですよ
衆院選の比例選(定数176)では、自民党が2024年の前回選挙から8議席増の67議席を獲得した。歴史的な大勝で81議席を獲得できる得票を得たものの、比例名簿の登載者が足りずに、計14議席を他党に譲るという異例の事態となった。
自民は比例選に前回選比34人増の計319人を擁立した。ただ、重複立候補者が小選挙区で大量当選したため、東京、南関東、北陸信越、中国の4ブロックで比例選で当選資格のある名簿登載者が不足した。公職選挙法の規定に基づき、中道改革連合に6議席、日本維新の会、国民民主党、チームみらいに各2議席、参政党とれいわ新選組に各1議席が回った。
比例選の候補者不足は、特定の政党が小選挙区で大勝した場合に起こることが多い。自民が現行制度で最多の77議席を獲得した2005年の郵政解散では、東京ブロックの1議席が社民党に回った。自民幹部は「衆院解散時点では、これだけ大勝すると思っていなかった」と複雑な表情を浮かべた。
「比例名簿の登載者が足りずに、14議席を他の党に譲る異例の事態となりましたね」(寺島アナ)
「これ本当に制度の欠陥と言っていいんじゃないですか? 自民党に入れた国民からすると、“なんで他党に行っちゃうんだ?”と。これこそ裏名簿議員の誕生ですよ」(田中氏)
「本当そうですね」(寺島アナ)
「だから制度改革をした方がいいんじゃないですかね。稀にしか起こらないと言っても、14議席ってあまりにも大きいじゃないですか。どうしようもないですね」(田中氏)
「14議席。これが1党に集中したらけっこうな数字になりますからね」(寺島アナ)
「そうですよね。しかも小選挙区ごとで大勝している一方で、別の選挙区ではそんなに競っていない。(全国で)過半数で競っている状況になっていたとしたら、これ洒落にならないじゃないですか」(田中氏)
「これはちょっと問題ですね。珍しいとは言うものの、これはなんとかした方が良いと思います」(寺島アナ)
〈出典〉
自民幹部「これだけ大勝すると思わず」…比例名簿の登載者足りず14議席が他党へ、中道は公明出身28人全員当選 | 読売新聞(https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20260209-GYT1T00540/)
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

