コメの価格は高いまま。「おこめ券」の話はどこへ消えたのか

コメの価格は高いまま。「おこめ券」の話はどこへ消えたのか

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、3月2日の放送にジャーナリストの二木啓孝が出演。下がっていかないコメの価格、話題になることの減った「おこめ券」について解説した。

二木啓孝「(おこめ券について)配られるのってどうなったんだっけ、という話ですね。おこめ券は去年11月の閣議決定で、『国民に配ります』となりました。お米、物価高騰の支援策として。配布は今年3月以降、というね。お金の出どころは地方交付金なんです。重点支援地方交付金活用事業という、長い名前で。もう消えていませんか、この話」

長野智子「消えている。どこへ?」

二木「簡単に言うと、それぞれの自治体が、お米だけじゃなくていろいろなものが買えるものを配りたいね、と。地域商品券や現金支給など。いっそ水道料金を安くする、みたいな。そういうかたちで行いましょう、と言っている。配ろうと決めているところも、おこめ券にするか、ほかのものにするか、併用でもいい、というかたちになった」

長野「なるほど。国会で高市総理が『鈴木農水大臣の大好物のおこめ券』と言った、ということを憶えています。鈴木大臣はなぜ早々に、おこめ券、おこめ券、と言ったんですか?」

二木「1つは、歴代農水大臣の中でなんとか目立とう、というところです。配ることについてこういうふうに言ったんですね。農水省、政府は米価には関与しない。洋服の値段が上がっても市場が決めるものであって経済産業省は関与しない。コメと洋服が一緒かよ、と思われた。『関与しない』は上がっていたということです。上がっている中で、おこめ券を配れば買ってもらえるだろう、と。農家がいっぱい生産しても買われるから、最終的に物価対策という名目も足す、と。おこめ券を配ればコメが売れる、というような腹だった」

長野「うん」

二木「いやいや普通の人なら、ほかの商品券とかがいい、ということでそうなってきている。皆さん、高いお米慣れ、していませんか? 1年半前のコメ騒動のとき『たっけえ!』と思ったでしょう。直近でいくらかというと、1月末時点でのコメの平均店頭価格は5キロでおよそ4200円です。平均なのでブランド米は5000円以上です」

長野「新米が出てしばらくすれば下がる、みたいな話もありましたよね」

二木「お米の値段に関する農政の話があまりにコロコロ変わるから、皆さん、忘れていると思う。ざっとおさらいです。米騒動が2024年夏、1年半前です。コメが不作して、南海トラフ地震が来るぞ、となって買い占められ、スーパーの棚からコメが消えました」

長野「そうでした」

二木「当時の坂本哲志農水担当大臣は、新米が出れば落ち着きます、備蓄米は凶作でない限り放出しません、と話して。秋になって店頭にお米は並んだけど、価格は高騰した。ざっくり言って2500円が4000円となり、そのままに。去年3月に農水担当大臣だった江藤さん、『うちにコメは売るほどある』と言って騒ぎになって更迭された。このとき江藤さんが備蓄米を出したんです」

長野「はい」

二木「10万トン以上の放出は初めてで、2回、21万トン出した。実際にスーパーに届いたのは3000トン。1.4%程度だった。どうしてか、というのも後々出てくるけど、これで5000円に近付く。2000円台から倍以上になった。更迭された江藤さんのあとに就いたのが小泉進次郎さんでした」

このあとも二木が、昨年からのコメ価格の流れについて解説した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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