石川知事選に落選!「政治家・馳浩」をプチ鹿島がしっとりと語る!

石川知事選に落選!「政治家・馳浩」をプチ鹿島がしっとりと語る!

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フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄ラジオマガジン」(文化放送)。3月12日(木)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、木曜前半レギュラーの時事芸人・プチ鹿島が政治家・馳浩氏の足跡を辿った。

プチ鹿島「今日のテーマは『私と馳浩、思い出のアルバム』という、もうちょっとしっとりとね、何故か過去を振り返るモードになってしまったんですが。
この間の日曜日、3月8日にですね、石川県知事選が投開票されましたよね。結果を申し上げると、現職の馳浩さん、これ自民と維新推薦ですが、自民出身の元金沢市長の山野之義さんに敗れました。現職が敗れるという事態です。県内の19市町村で馳氏は16勝3敗だったんですが、有権者の4割が住む金沢市で大敗を喫したということなんですね。
で、僕はですね、馳浩さんをなんだかんだ言って、もう40年近く見てるんですかね、10代の頃からですから。っていうのはプロレスラーでもいらっしゃったので、もうデビュー戦から見てるんですよ。
そういう人が政治家になったっていう、その分岐点を見ていますし。なので今回の知事選も、やっぱりちょっと見に行かなくちゃいけないなと。呼ばれてないんですけど(笑)、前半戦と終盤戦に駆けつけました」

武田砂鉄「行ってきましたか」

鹿島「なので今回3つの項目あります。
1つ目が『馳浩は昔から政治家だった』 
2つ目『地元北国新聞というメディアについて』
3つ目『今回の選挙戦の構図』。
まず1つ目の『馳浩は昔から政治家だった』っていうのは、これずっと見てる僕ならではだと思うんですが、例えば最近の話題で言うとですね、今から3年前、2023年の正月以降ですね、ちょいちょい馳浩さんが全国でも話題になったんですね。こういうニュースがあったからです。
『馳浩知事、石川テレビにプロレス映像提供を拒否。同社の映画巡り不満』という。これどういうことかと言いますと、この石川県の馳知事が定例会見で、ご自分が元日に出場したプロレスの興行をめぐり、馳氏自身の意向で石川テレビに試合の映像を提供しなかった。他には提供していたんです。なんか意地悪ですよね?
じゃあこれどういうことかと言いますと、馳さん、もともとプロレスラーでしたが、95年の参院選に出馬して当選し、それ以降は政治家の活動が主だったんです。
でもこの時点でもたまにプロレスの興行に出ていたんですよ。2023年元日、日本武道館で開かれたプロレスリング・ノアという団体があるんですけども、そこの興行にサプライズの『X』として登場した。
いろいろタッグマッチがあったんですが、一人だけもう『X』、誰が出てくるかわからない。これプロレスファンから見ると、そこは大体知名度のある人なんですよ。あんまり驚かない人が出てきても、それは『X』じゃないじゃないですか」

武田「そりゃそうねえ」

鹿島「で、誰なのかなと思ったら、馳さんのテーマ曲が鳴ったんで『あ、これ馳浩なんだ!』っていうことで。この時の映像を後日、石川テレビには貸さないと言ってたんですね。
その理由というのが、石川テレビ制作のドキュメンタリー映画『裸のムラ』っていう作品があったんですよ。これ、五百旗頭(いおきべ)幸男さんという方が監督したんですけど。で、この中で、これ馳さんや県職員の映像が無断で使用されていたとして、『肖像権の取り扱いについてちょっと納得ができない。じゃあもうこの石川テレビ社長出てこいよ』っていう投げかけをして。僕はこの理由を読んで本当に笑ってしまったんですね」

武田「うん」

鹿島「何故って、『裸のムラ』っていう映画、権力を持ったおじさんの振る舞いとか、それに対する忖度とか同調圧力を、五百旗頭監督は描いていたからなんですね。
だからこれ、五百旗頭監督、当時何て言ったかって言ったら『森喜朗さんを絡めて描くことで、結局石川県の政治って茶番劇が繰り返されてきたことを示すのにマッチしていた』と。
『馳さんは昔から新時代と強調していたけど、何も変わっていないじゃないか』っていうテーマもある。だからこの時の、じゃあもうこの映画が肖像権が云々っていう理由をつけて、自分のプロレスの映像を貸さないよっていうのは、なんかもう映画のテーマそのものをなぞって証明してくれた感じで、僕すごく『面白かった』ですね。だからこれちょっと滑稽だなあと。
ただ、『こうした圧力は地元ではさぞかし効果があるのだろうな』と思ったんですね」

武田「はい」

鹿島「なんかそういうのは、当時ラジオでもコラムでも書いていました。で、ここで改めて馳浩さんをおさらいしてみると、当時僕が見ていた猪木さんとか長州さんとかの新日本プロレスっていうのは、一言で言うとすごく暗かったんですね、情念が濃くて。だから逆にすごく集中して観られたんですけど、逆に馳さんっていうのは凄く明るかったんです。だから『この明るさって、新日本の伝統に合わないんじゃないかな』みたいな感じでちょっと苦手で、『新日本の伝統を壊しているんじゃないかな』みたいな、一人でちょっと憤ってたんですが。一方でプロレスの技術は凄くて、いわゆる受け身が凄かったんですね。
だからこれ、90年代の新日本プロレスの象徴の一人だと思うようになったんですよ。『これはこれで認めなくちゃいけないな』と思ったんですよね。なので僕なりに良いところがあれば、あんまし良く思ってなくても認めなくちゃいけないっていう態度を、僕は馳さんに習ったと思っていて、そういう意味でも馳さんは自分を大人にしてくれた存在でもあったんですね。でも一方、そんな馳さんはレスラー時代から『そつ』が無くてやり手で、最初から政治家みたいな印象だったんですよね。なんかすごい政治家みたいだなと……それが本当に政治家になった」

この後も、プチ鹿島さんの「馳浩論」はまだまだ続きます。気になる方は、radikoのタイムフリーでご確認ください!

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