【水谷加奈の劇場型恋愛体質】15年。一期一会
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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―3月13日(金)配信分―
東日本大震災からもう15年……。ゴールデンラジオでは3月11日の14時46分に黙とう。目をつぶるとさまざまな光景が浮かびます。
夏の石巻。港に船が乗り上げたまま。一帯の家はほぼ全て流されていて。ここにどんな街並みがあったのかもわからない。ショックでした。
躯体だけ残っている家の外壁に色とりどりのラッカースプレーで花の絵を描いていた家族。子ども2人がはしゃいでいました。
既に新しい家を建て終え、(我々はこれからもここに住む)という覚悟をしめしている家も。玄関にはひまわりの花が。
秋の気仙沼。仮設住宅にひとりで住んでいたおばあちゃん。
「私はね、ここが終の棲家になると思う。覚悟はできてます」
とつぶやくように。自分が大変なのにたくさんのサンマを東京に送ってくださいました。
福島から山梨のアウトドア施設に避難してきた家族たち数十人とBBQをしたこともあります。
美容師の夫婦と一緒に行ったので、現地で髪の毛を切ることに。
「のびっぱなしだったからやっとさっぱりした」
と喜ぶみなさん。心労で髪の毛が真っ白になってしまったお母さんの髪を栗色に染めたところ、
「気持ちが明るくなりました。ありがとう」
と笑顔いっぱい。
緑の中で1日中駆け回っている子供たちを見てやはり子供は強いなと思っていたら、我々が帰る段になって泣き出して抱きついてきた男の子。
本当は不安でいっぱいだったのかもしれません。彼ももう25歳になっているはず。
一期一会。きっとみなさん元気だと信じています。
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