【お天気気象転結】最も暑かった夏!猛暑・大雨・渇水も……

【お天気気象転結】最も暑かった夏!猛暑・大雨・渇水も……

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。

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▼9月8日配信号 担当
伊藤佳子

この夏の暑さ、大丈夫でしたか?
「歴代の気温と比較しても圧倒的に高い、夏全体でみても異常であった」
異常気象分析検討会の中村尚会長が記者会見で述べたコメントです。

気象庁は、この夏の平均気温が平年を1.76度上回り、統計開始の1898年以降、最も暑い夏になったと発表しました。
東京都心でも「猛暑日」は31日までに22日観測され、過去最多。
最高気温30度以上の日は、8月31日まで57日間続き、9月に入っても続きました。

この猛暑と渇水で農作物には大きな影響が出ています。
こちらは、茨城県坂東市のソメノグリーンファームの染野実代表。

先週取材に伺いましたが、大豆畑の土はカラッカラ。少し掘っても湿り気が出てきません。
普通なら腰の高さまで育つ大豆はせいぜい20センチほど。実もついていません。
水分がないので育つどころか枯れていく一方だそうです。
ネギ畑に行っても葉は半分枯れていて、抜いても細いネギしか収穫できない状況だそうです。

染野代表によると42年農業を続けてきて、こんなにひどいのは初めてだとか……。
「雨が降らないと、秋野菜の作付もできない、とにかく雨が降ってほしい」と嘆いていらっしゃいました。

今週に入って、栃木や茨城では1時間に100ミリを超えるような記録的短時間大雨が降り、浸水被害が発生。台風13号の影響も懸念されています。
こちらは最新の情報を確認してください(以下気象庁HP)
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#4/31.391/133.286/&elem=typhoon_all&typhoon=all&contents=typhoon

天気が極端すぎて、人も魚も野菜もみんな大変だった今年の夏。
そんな猛暑の中、大手百貨店としては61年ぶりにストに踏み切ったそごう・西武労働組合。
ビラを配ったり、私の質問に答えてくださる組合の皆さんは、「ちゃんとしている」というか、仕事柄か、とても丁寧に話をしてくれました。


どんな状況であれ、人にはちゃんと応対する……大切なことですね。

気象予報士・防災士・都庁気象庁担当記者  伊藤佳子

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