新たに発足される「国家情報局」の実態とは

新たに発足される「国家情報局」の実態とは

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5月29日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後3時台「アップデート・コラム」のコーナーでは「国家情報局」というテーマで、ジャーナリストの青木理氏に話を伺った。

長野智子「今日は国家情報局のお話を青木さんに伺っていきたいと思いますよ」

青木理「僕は本当にこの問題、日本の政治っていうかメディアもそうなんですけど、劣化しているというと失礼なんですけれども『本当にこれでいいんですか?』っていうくらい、問題意識を強く持っているので語らせてください」

長野「そうですね、ぜひ」

青木「国家情報局っていうのは、横文字にするとなんかかっこよく聞こえるからほんと嫌いなんですけど、インテリジェンス機能の強化。法律を見ると、内閣の重要政策に関する情報の収集・分析・集約っていうのを国家情報局で行うと。その上に、国家情報会議が乗っかって事務局的な役割をやるっていうんですけれども。これも報じられていますけれども、内閣情報調査室(内調)がほぼ横滑りっていうか格上げされて、そのまんま国家情報局になるんですね。内閣情報調査室っていうのは、1950年代の発足以来、内閣情報調査室長といわれたトップ、あるいは今は内閣情報官っていうんですけど、このトップは一人の例外もなく警察官僚出身者がついてきたんですよ。それも公安部門出身の警察官僚がついてきた。で、内閣情報調査室っていうのは実は、僕が通信社の記者として内調を取材した頃って90年代の後半から2000年ぐらいなんですけど、当時は人員が200人ぐらいだったんですけど、ところがいま700人もいるんですよ」

長野「えー!そうなんですか」

青木「その700人がそのまま情報局に行くと。しかもこれから増えていくでしょ、ということなんですけど。この内閣情報調査室ってトップは警察、職員は各省庁からの出向者もいるんだけど、最大の勢力は警察なんですよ。つまり内調っていうのは事実上、警察の警備公安部門、政治思想を背景とした事件を調べたり監視したりしている政治警察みたいなところの部門の人たちが牛耳っている組織なんですよ。それが今回そのまんま国家情報局になるっていうことなんですね。警察の任務って今更言うまでもなく犯罪の捜査、治安の維持ですよね、国内の。そういうキャリアを積み重ねてきた人たちが牛耳っている組織が内閣の重要政策に関する情報の収集・分析・集約って、どうなんですか?その任務に当てはまるんですか?と」

長野「どういう情報ですか?って更問いしたくなりますよね」

青木「そうなんですよ。彼らの立場に立った時の言い方をすれば『スパイの可能性があるんじゃないか』とか『過激派なんじゃないか』みたいな、洗い出すみたいな発想に基づいて、僕から言わせれば国民監視・市民監視みたいなことをする組織になってしまうんじゃないかと」

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送
(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間
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