「国旗損壊罪」の実態に迫る。お子様ランチ、日の丸のハート化は果たしてどうなる

「国旗損壊罪」の実態に迫る。お子様ランチ、日の丸のハート化は果たしてどうなる

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、6月1日の放送に政治ジャーナリストの角谷浩一が出演した。高市早苗首相の悲願であり、今国会での成立を目指すといわれる「国旗損壊罪」法案の詳細を解説した。

長野智子「国旗損壊罪、どんな法案なんでしょうか」

角谷浩一「まだ自民党の中で骨子が出てきただけですから。それがどういうふうになるか、そもそもこれが最優先事項でやるべきことかどうかもわかりません。昨今、国旗損壊が頻繁にあって『みんな困っているんだ』という話があるならともかく、いずれもあまりない。どうも高市さんが総理大臣になったらやりたかったこと、悲願の1つのようです。選挙で大きく勝ったから、いまなら通せるというタイミングなのかもしれません」

長野「はい」

角谷「現実的には、この党内のプロジェクトは、高市政権ができてから動き出すわけで。高市さんが実現したがっている、ということでしょう。自民党内の骨子では、社会通念上、国旗に用いると認識されるもの、日の丸の旗だけではない、という認識もあると思うんです。かなり幅広くて、自己所有も対象になると」

長野「お子様ランチの旗のことが新聞に出ましたね」

角谷「話題になりました。お子様ランチは除く、と。それならオムライスの上も同じ、というレベルですよ」

長野「(『大竹まこと ゴールデンラジオ』の)大竹まことさんから質問をいただいていました。日の丸がハートになっているのはどうなんでしょうか?」

角谷「ハートに愛があればいい、というのと、本来、日の丸は丸なのだからおかしい、という、2種類の意見が出てくるでしょう。そのときにどうジャッジするか。ハートは公然と損壊、汚損しているのか。決める人がどこかにいるわけです。『世の中にはそんなことを考える人がいるんだ』ということを考えながらハートをつくる人もいるかもしれない。これはチャレンジしていくことになるんでしょうね」

長野「高市首相が引き合いに出しているという、外国国章損壊罪があるじゃないですか。これはもともと外交上でできたものでしたね」

角谷「国を代表する国旗を破いたり燃やしたりしたら、国家に対する侮辱であり攻撃である。敵対的な対応でしょう。破られた国が怒ったらどうするか、というのは外交の問題になるから、してはいけません。それは総合的に、どこもそうしていると思います」

長野「この法律が決まったときも繊細な場面でした。引き合いに出されても、今回の国旗損壊罪とは違うということですね」

角谷「よく聞く『立法事実』という言葉があります。1ヶ月に1枚2枚やられてしまった、何かルールを決めなければいけない、ということがあるならともかく。調べてみると21世紀に入ってから何もない。そういうことは起きているかもしれないけど、取り沙汰されることがないだろう、と。それを考えると、なんでいまなの、ということですね」

長野「はい」

角谷「この国の自由や民主主義があるおかげで、私たちは自由なことが言えて、自由な考えも述べられて。考えが違う人も受け入れられる、成熟した社会ができあがっている。だからこそ『この国に生まれて良かった』というのが日の丸や国歌につながる」

長野「うん」

角谷「法律で、こういうことしてはいけません、今後は罰則もあるかも、なんて言われたら。強制力があることで守らなければいけない、となったら、意味が違うのではないでしょうか」

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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