「経済を武器として使う中国のいつものやり方」中国産レアアース輸入8割減
6月8日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~8時00分)が放送され、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、中国産レアアースについて意見を交わした。

2010年と同じようなことになる可能性もあります
寺島「中国政府が戦略資源として輸出規制するレアアースの日本への輸出が急減しています。日中関係の悪化を受け、3月から4月の輸出量は前の年の同じ月に比べ8割以上減りました。中国に進出する日本企業で作る中国日本商会の幹部は、2025年10月の日中首脳会談などで中国が輸出制限を緩めたと指摘。ただ、2026年から政府間交流が途絶え、一時的な対日輸出もなくなったと指摘しています。上念さん、これはどうご覧になりますか?」
上念「これは、経済を武器として使う中国のいつものやり方なんですけれども、あんまりやりすぎるとレアアースそのものを使わなくていいみたいな技術がバンバン開発されて、尖閣で揉め事を起こした2010年と同じようなことになる可能性もありますよね」
寺島「日本企業は中国以外からの代替調達に乗り出すといい、オーストラリア、インドが選択肢だといいます。オーストラリアはレアアース生産量で世界3位、インドは6位。日本政府は、レアアースの調達が難しくなった日本企業が生産を中国に移す動きがないか注視するといいます。2010年、沖縄県尖閣諸島をめぐる日中の対立で、中国がレアアースの対日輸出を一時停止した際、磁石分野で日本企業の現地生産が進み、中国メーカーの台頭に繋がったという見方があるからだとしています。この状況はどう見ますか」
上念「これ、実は日本だけじゃなくて、アメリカも中国が経済を武器みたいに使って、レアアースを武器化するんじゃないかみたいなことを警戒してまして。日米首脳会談でも、たびたびレアアースの代替サプライチェーンっていうのが話題に出てるんですね。東南アジアとか、それからオーストラリア、日本と連携して、技術的な部分とか、そもそもの採掘の部分とか。あと、南鳥島のレアアース、あれなんか色々いわれてますけど意外とよさそうな感じですね。中国みたいに内陸から掘り出すのと違って、放射性物質があんまりなくてね」
寺島「あー、そうか、海から」
上念「そうそう、海からなんで、いいんじゃないかみたいなのもいろいろ出てるので。まあ、ホルムズ海峡と同じですよ。通せんぼしたらみんながそこ通らないように整えちゃって、二度と使わねえみたいな話になるということなんで、脱レアアース、脱中国ってのは、逆に進むかもしれませんね。こういうことがないと逆に進まないので。だから経済を武器に使うっていうのはなかなか難しいですね。短期的には成立しても、長期では維持不可能っていうね。中国がよくやるゼロコロナと同じような政策かなというふうに思いますけどね」
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