中国の抹茶が世界生産7割 「質の問題、まだまだ開きがあるんじゃないでしょうか」
寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が6月12日に放送。金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介氏と、世界でブームの抹茶について意見を交わした。

中国の抹茶は多分に中国化されてるんじゃないですか
寺島「中国が、世界的なブームが続く抹茶の生産に本腰を入れています。中国共産党機関紙・人民日報は、2025年の中国の抹茶の生産量が全世界生産量のおよそ7割を占める1万2千トンを突破して、世界最大の抹茶生産国になったと報じました。日本の文化として世界で認知される抹茶を「中国に取り戻す」と、官民一体で取り組んでいるということなんですけど、内藤さん、こういうことが起きてるんですね」
内藤「まあ、そうは言ってもね。いい抹茶はどこが作ってるかという質の問題で言えば、まだまだ開きがあるんじゃないでしょうか」
寺島「でしょうね。きっとね」
内藤「あと、味覚っていうのは国によって違いますので。例えばウナギでも、国産と中国産って肉質そのものもあるんですが、それ以上に味付けですよね。中国産のウナギって買ってくると、なんか味付けが日本のものとは甘さとか醤油の感じが違いますでしょう。中国が一生懸命抹茶作ること自体はどうぞおやりなさいなんですが、そこで、例えば日本の商標権とか、そういうものを侵害しなければ、どうぞと。あとは世界のマーケットが選べばいいんで。我々は、おそらく普通の日本人にとっては、中国の抹茶と日本の抹茶を比べたら、それはもう日本の抹茶がいいよねって、たぶん肌に合うと思うんですよ。だってたぶん、中国の抹茶は多分に中国化されてるんじゃないですかね。さっき控え室で冗談半分に言ってたんですけど、いわゆるオーソドックスな抹茶だけじゃなくて、中国人の味覚に合わせて麻辣の抹茶とかね。(笑)」
寺島「(笑)飲みたくないなあ。個人的にはですよ」
内藤「私もちょっと嫌ですけど。例えば、味覚が違うっていうことでね。ちょっと痺れがあった方が、ピリピリした方がいいな。(笑) あの人たち言うかもしれない。いや、冗談じゃなくて、例えばかつてスターバックスが香港に出た時に、コーヒーが全然売れなかったんです。それで、お客の注文でやり始めたのは、例えば「コーヒーとプーアルを混ぜて、ブレンドして出してくれ」というんで、コーヒーと何かをブレンドするっていう文化が香港で生まれたんですね。食文化ってやっぱり違うので、逆に向こうの洋食が日本に入ってスパゲッティナポリタンを生んだり、とんかつを生んだりっていう形で変わるわけでしょう。カスタマイズするわけでしょう。だから、本家は本家でちゃんとやって、権利だけきちんと守ればいいだけで、あとは彼らが抹茶を作っていろいろやりたければ、それはどうぞ。あとは世界のマーケットなり、中国人にウケる抹茶は中国が作ればいいしっていうことですね。あとインチキ歴史はやめてほしいなあと」
寺島「確かにそうですね」
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