アフリカ投資×勲章 社会貢献を考える
様々な社会課題や未来予想に対してイノベーションをキーワードに経営学者・入山章栄さんが色々なジャンルのトップランナーたちとディスカッションする番組・文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」。
2026年8月10日、8月17日の浜松町Innovation Culture Cafeでは、『アフリカ投資×勲章 社会貢献を考える』をテーマに、常連さんに株式会社アンカバードファンド代表取締役・寺久保 拓摩さんと、お客様に日本大学商学部教授・刑部芳則さんをお迎えしました。
入山:今回は「アフリカ投資×勲章 社会貢献を考える」というテーマでお話していますが、ここでは「勲章」をサブテーマに伺います。刑部さんに伺いますが、著書『勲章の近代史~権威と欲望のメカニズム~』という本も出されたわけですが、改めて「勲章とは何か」教えてください。
刑部:まず、明治8年に勲章制度が日本に生まれました。それで、元々は政治家とか官僚という人たちに与えるものていうことで設けられているんです。
入山:それは政府が与えるということですか?
刑部:天皇です。勲章は天皇が、臣下に与えるものです。そして、勲章は天皇との距離を測るために作られていたんです。政治的な話なんですけれども、それまで士農工商でしたよね。明治政府っていうのは、いわゆる朝廷と幕府というものがあって、幕府が倒れて、朝廷で新政府ができます。その時に武家と公家が合体して公武合体ができるんですけれども、公家がいる、それから武家っていうのは一番トップに殿様の諸侯がいるわけです。これが新政府の中に入ってきます。しかし、実際に政治に入ってくるのは、大久保利通、木戸孝允といった殿様の家来たちがやっているわけですね。そうすると自分たちが政治を動かそうと思っても、諸侯に反対されるとうまくいかない。その立場をどう逆転していくかという時に勲章という制度が出てくるんです
入山:つまり、大久保利通や西郷とか立場が低いけど成り上がっていった人たち。そういう人たちに明治天皇が勲章をあげることで同じ位まで引き上げてやると。
刑部:木戸や大久保たちが勲一等だとかもらうと天皇に近いわけです。
入山:それで勲章をあげることで、それがその人の政治権力の権威づけになるわけですか?
刑部:なりますね。元々官僚の中に「勅任官」と「奏任官」「判任官」っていうのがありました。勅任官は天皇が命じる一番トップの官僚。奏任官というのは大臣が登場して任命する。判任官というのは大臣が自分の判断で拡張で任命することができるという…
果たして、この「勲章」が「アフリカ投資」と、どうつながるのか?続きはこちら。
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本日のお客様
寺久保 拓摩さん
大学在学中から、バングラデシュのグラミン銀行でマイクロファイナンス事業に従事した後、サムライインキュベートへ入社。日本・イスラエルを中心に多くのスタートアップや大企業の事業立ち上げを経験。2018年に、ルワンダ共和国に移住しアフリカスタートアップを支援するベンチャーキャピタルを設立。現在は、ケニア・ナイジェリア・エジプト・南アフリカを中心に現地起業家への投資・インキュベーションを展開。
刑部 芳則さん。
ご専門は日本近代史で、明治から昭和の制服・服飾史、生活文化史、昭和歌謡史に精通。日本大学商学部教授として活動されているが、これまでNHK大河ドラマ『西郷どん』で軍装・洋装考証、NHK連続テレビ小説『エール』『ブギウギ』『あんぱん』で風俗考証、『虎に翼』で制服考証、『ばけばけ』で時代・風俗考証を担当。昨年6月には、勲章の歴史と人間模様を書かれた「勲章の近代史: 権威と欲望のメカニズム」を吉川弘文館より発売。さらに今月、NHK出版新書より「宇野千代: 昭和モダニズムの伝道者」を発売。今年の秋に放送のNHK連続テレビ小説の主人公・宇野千代の生涯を描いている。
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月 19:00~19:30
浜松町の路地裏にひっそりと佇むカフェ「浜松町Innovation Culture Cafe」 経営学に詳しいマスターが営むこのお店には、様々なジャンルのクリエ…
