2022年、日本の経済は?~12/31 斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

2022年、日本の経済は?~12/31 斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

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2022年1月1日、日本、中国、韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)等15カ国が参加する「地域的包括的経済連携」(RCEP:アールセップ)が日本、中国を始めとする10ヶ国で発効する。文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI」ではRCEPが日本に与える影響、そして2022年の日本経済の展望について、番組コメンテーターで経済ジャーナリストの、荻原博子さんに話を聞いた。

RCEPは日本にとって最大の貿易相手国である中国、韓国との初の自由貿易協定。日本にとっては輸出拡大の期待が高まる反面、中国がRCEPの中で主導権を握って意のままににしていくのではないかと言う警戒感もある。RCEPは2022年、日本の経済にどのように影響すると思うか?

―良い面としては日本の輸出が増える、悪い面としては安い物がたくさん国内に入ってきてしまう為、中小企業の経営が圧迫されるという点が挙げられる。それともう一つ、現在日本と中国は貿易では密接な関係にあり、RCEPで更に密接な関係になっていくと予想されるが、その一方でアメリカはバイデン氏が中間選挙を控えている為、中国に対し強硬な姿勢を示し続ける事が予想される。そうした中で、日中関係と日米関係のバランスを上手く保っていく事が、岸田政権にとって大きな課題になると思う。

 

来年2022年の日本経済はどうなると思うか?

前半は良いが後半は悪くなる。前半は雇用保険、医療保険等で良い政策がたくさん出るが、後半になると75歳以上の医療保険が2割負担となり、ガソリン価格が上がり、社会保険料も上がってくる。しかも全体を通して給料が上がらない中で物価が上がる。こうした一年になりそうなので、普通の生活をしている方は、浮かれないでしっかり財布のひもを締めた方が良い。消費しないと日本の経済はどうなるのかとも言われるが、各個人が自らの家計をしっかり守る事が先決だ。

 

旬のニュースをジャーリスティックな視点で掘り下げる文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI」は月~金 午後3時半~5時50分に放送中。

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