お茶がなくても『川口技研presents~久保純子 My Sweet Home』

お茶がなくても『川口技研presents~久保純子 My Sweet Home』

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文化放送で毎週日曜あさ9時から放送中の『川口技研presents~久保純子 My Sweet Home』。日曜日の朝、それぞれの家庭・家族の優しさを実感できるような温もりある番組です。毎週ゲストの方にお越しいただいて様々なお話を伺うとともに、聴いていて爽やかな気分になれる音楽をお届けする30分です。パーソナリティはフリーアナウンサーの久保純子さんです。



第347回 3/6の放送を終えて

今週は、昨年の11月に光文社から「妻がどんどん好きになる」を出された、フリーアナウンサーの梶原しげるさんにお越しいただきました。

梶原さんの奥様・まり子さんが、運動機能が低下する小脳の難病「アーノルド・キアリ症候群」を発病したのは、今から25年前。
梶原さんは、現在アメリカにいらっしゃる娘さんに、出版された本を送ったそうです。送ってしばらくして電話をし、梶原さんが「読んだ?」と聞いたところ、「まだあんまり読んでない」との返答だったそうです。
この番組収録の前日にも娘さんと電話をした梶原さん。この番組に出演する旨を伝え、「ところで読んだ?」と聞いたところ、娘さんは「最初のバカバカしいところは読んだけど、ママが病気になるところから全然読めなくなった」と言って、電話口で泣き出したそうです。梶原さん曰く、本の中では、ご病気のお話にも面白さを忍ばせつつ、ネガティブにならないような物語にしていたそうです。今は40歳になる娘さんも、まり子さんが入院された当時は中学生。梶原さんと電話をしている間、ずっと泣いていたと言います。毎日病院に通っていた娘さん。その時の辛い思いがよみがえったのではないでしょうか。

現在は、歩くのもおぼつかないまり子さんですが、あそこに行ってみたい、買ってみたいなど、好奇心旺盛だと言います。そこで梶原さんが軽自動車に乗せては色々なところに行くようになったのだとか。梶原さんは、車から降りたところから歩く時、必ずまり子さんの手を握って歩くそうです。手を握ることで距離が近くなったと言います。また危なくなると抱きしめるそうです。まり子さんと寄り添うのは、何十年の結婚生活の中で初めてで、「うちの妻って可愛いな」と、どんどん好きになり、外でブラブラしている暇があったら、うちの妻と会って話をしていたいと思うようになったと語ってくださいました。

以前はそんなに夫婦で話をすることもなかったという梶原さん。今はお茶がなくても、2人でソファーに横並びで座っていれば一日中過ごせるのだとか。

こりゃ世の中の夫に聞かせてやりたいですね!

梶原さん曰く、やる度に「ありがとうね」と言われると辛くなる。「あーどうも」くらいの、そっけないところがいい、とお話いただきました。

梶原さんの愛がいっぱい詰まっているのが伝わってきました。

次週も梶原しげるさんにお話を伺います。

お楽しみに! See you!

【本日の1曲目】 今夜はドント・ストップ / マイケル・ジャクソン 
【梶原しげるさん選曲】 ニューヨーク・シティ・セレナーデ / クリストファー・クロス 
(文/スタッフC)

川口技研のHPはこちらから https://www.kawaguchigiken.co.jp/

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