村上信五くんと経済クン「スポーツ配信アプリと経済」

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【スポーツ配信アプリ「Player!」とは？】
「この世界にスポーツダイバーシティーを」。誰もが自分の好きなスポーツをつくり、応援できて盛り上がれるプラットフォーム「Player!」は、2015年、株式会社ookamiの代表・尾形太陽さんが、日本中の試合を可視化し、そこにある感動を共有することを目標にサービスを開始。プロや社会人をはじめ、大学・高校の試合に至るまで、多種多様なスポーツの試合速報や日程・結果、ニュースなどの配信を行います。普段なかなか触れる機会のないマイナースポーツやローカルスポーツまで網羅している点に最大の特徴があり、現在、月間利用者は400万人以上。年間で２万試合以上が文字中継されています。
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【現在どれくらいのスポーツを扱っている？】
オリンピック・パラリンピックの種目にあるスポーツのほか、eスポーツ。セパタクローやキンボールなど、かなりマイナーなスポーツも取り扱っている。中にはハリー・ポッターに出てくるスポーツ「クィディッチ」も。
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【主な利用者は？】
テレビでは放送できないような試合を配信している。選手の家族のほか、OBやOG、大学スポーツのスカウトなどが利用して試合の様子をチェックしている。
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【文字中継とは？】
プロ野球ではおなじみのテキスト速報を配信している。
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【誰が中継してる？】
現地にいる人が中継してくれている。チームの広報担当の他、部活のマネージャー、ベンチ外の選手らが、ファンや応援してくれている人のために情報を発信している。今まではTwitterで発信していたチームも、Twitterはあまりにも頻繁にツイートしすぎると嫌がられるため、現在はPlayer!を利用している。
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【基本的に無料アプリだが収益は？】
１つは、ラジオとテレビと同じように、スポーツを活用したい企業と一緒にコンテンツを作って収益をあげている。２つめは、スポーツチーム向けに有料のシステムを作ったりしている。
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【アプリの機能は？】
チャット機能などもあり、現地に行けないファンや家族も応援のコメントができる。
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【スポーツビジネスを始めようと思ったきっかけは？】
高校生の頃から起業したいという思いがあった。そして大学生の時に「スポーツにしよう」と決めた。大学の後半は実際に仲間と一緒に起業したりしていた。大学卒業後、尊敬する起業家・孫正義さんの会社を見たいとソフトバンクに入社。「自分も起業したい！挑戦するなら早いほうが良い」と11ヵ月後に退社。貯金も人脈もない中、尊敬する陸上選手の為末大さんにコンタクトを取り、情熱を伝えて何とか協力してもらえることになった。オフィスを借りたりと、まさに恩人。
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【地域の活性化】
スポーツは地域に密着しているチームも多い。そんなチームの試合を発信することで、地域のコミュニティをオンライン上に作れる。可視化することで、地域を出ていってしまった人にもオンライン上で地域に戻ってきてほしい。
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【今後の展開は？】
スポーツチーム向けの機能を強化している。各チームが試合を配信するだけで、OB会費やファンクラブの会費が集まってくる仕組みを作っている。オリンピックだと、盛り上がるのは４年に１回。しかし一度アプリを入れると通知が来るので、自分の生活に根付く。オリンピックとオリンピックの間の３年間をつなげられる存在にもなっていきたい。
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スポーツが持つパワー、可能性を改めて感じた講義でした。尾形さん、そして村上さんのスポーツへの熱い思いも伝わってきました。どうかPlayer!が多くの人たちの生活に根付き、スポーツ選手のみなさんが競技に専念できる環境が整い、より日本のスポーツが発展することを願います！
坂口愛美