経済面の不安を拭うには? 「明日はいい日になる」の思考が大事?

経済面の不安を拭うには? 「明日はいい日になる」の思考が大事?

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5月25日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに永濱利廣(第一生命経済研究所・首席エコノミスト)氏が登場。今月『日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか』を発売した永濱氏が、まさにそのタイトルどおり、「日本病」について解説した。

壇蜜「『日本病』……聴いていてつらいです。低所得・低物価・低金利・低成長の『4低』に基づく、苦しんでいる日本や国民のことと考えていいですか?」

永濱利廣「はい。この言葉自体は以前からいろんなところで使われていたと思うんですけど、もともと海外で『日本化』、『ジャパニフィケーション』といわれるものでした。普通の国は物価もお給料も上がって経済が成長するんですけれど、日本は給料も上がらない上、経済も低迷していると。2008年にリーマンショックがあって、そのあとに欧米諸国も日本の状態に近づきました。でもアメリカもヨーロッパも経済対策はしていたので回避できたんです」

壇蜜「そのころ日本は……」

永濱「90年のバブル崩壊以降、90年代後半からデフレ経済になっていました。ずっと日本は『日本病』が慢性疾患みたいに続いているというか。20年間もデフレを放置した国なんて歴史上ないんですね。そうなると『これをやれば復活する』というものはなくて。海外の経済学者たちなんかは『こうしたほうがいい』と言うんですけど、日本ではいろんな制約もあってできていない」

壇蜜「本にもデフレを回避する方法、書いてあるじゃないですか。日本はこれをできなかった?」

永濱「というか経済ってよくするためには、お金を使うことじゃないですか。日本は長らく不況が続いたことによって将来不安を抱えていて、それを溜めこんじゃっているわけですね。民間の人がお金を使えないとなると、ほかに使える主体って政府しかない。海外はすごい勢いでお金を使って経済を引き上げたけど日本は長らく『国の借金が増えて大変だ』と言っている、お金を出さない。経済がまだ健康な状態じゃないのに増税とか、している。だから脱却できないのかな」

壇蜜「明日は生活が苦しくなるかも、という不安が日本は常にあると。本に、シリコンバレーだと『明日はいい日になる』と考えている方がほとんどだ、と書いてあります」

永濱「シリコンバレーに限りません。大竹さんはわかると思うんですけど、バブル崩壊前の日本もそうだったんじゃないですか? 買いたいものがあれば貯金せず『将来、給料上がるから』と買える」

大竹まこと「銀座でラーメンの出前持ちやっていてね。バブル、バブルでスゴかったよ。おじさんとお姉ちゃんたちが手をつないでワイワイしていた。役者で売れていなかったけど、バイトすればなんとかなるんじゃないか、って。斉木(しげる)や、きたろうとかと江の島の湘南海岸で麻雀して。世間が浮かれて、俺たちも浮かれていた」

このあとも永濱氏が、バブル後の日本の経済を解説していく。最後に日本の科学技術が抱える問題を話した。

永濱「私も理系出身だからわかるんですけど、日本の科学技術ってなぜ衰えたかというと、技術者になっても稼げないんですね。だから将来安定しそうな医者になるんですよ。いまは医学部の偏差値もすごく上がっている。海外にも行ってしまいますね。そういうところも(『日本病』に)影響しているんじゃないかなと」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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