『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』屋根に落ちる水、勢いが強すぎるのですが・・・。専門家が解説

屋根に落ちる水、勢いが強すぎます！

2022年6月18日の放送では、リスナーさんの家の屋根について考えてみました。

●メール質問文のまとめ
・購入した家について
・2階の屋根から落ちる雨水
・1階の屋根に落ちるとき、束になって勢いよく当たる
・補強するべき？　悩みます・・・

●メール本文はこちら！
建売住宅を買いました。
普段は良いのですが、雨が強いときに
雨水が2階の一か所から束になって落ちてきます。
で、それが1階の屋根に勢いよく当たります。
不動産屋さんは、めったにないことだから
大丈夫だと言います。
でも、屋根に当たり続ける雨水、気になります。
外から見える場所なので、素人工事で
補強する気にもなれず、考えあぐねています。

（横浜市鶴見区　まこと　さん・男性）

雨樋のたるみが原因かも

不動産屋さん、「大丈夫だ」とおっしゃっているんですね。

・・・あまり大丈夫ではないような気がするので（笑）、ハウスメーカーの方何人かに話を聞いてみました。

皆さんが共通して指摘されたのは、「雨樋（あまどい）がたるんでいるのではないか」ということ。

雨樋のたるみは、素人では修復が難しいですから、一度プロの方に点検をお願いするべきだと思います。

ゴミが詰まっているケースも

それから、雨樋に枯葉などのゴミが詰まっている可能性もあるとのことでした。

ただ、ゴミが詰まっている場合は、いただいたメールのように「束になって」出るのではなくて、屋根全体からザーッと落ちるそうです。

やはり質問者さんの場合は、雨樋のチェックが先決でしょうね。

記事をお読みの皆さんの中に「最近、屋根からの雨の落ち方が、以前と違うかも・・・」と不安に思われている方は、一度枯葉が詰まっていないかチェックしてみても良いかもしれません。

屋根の点検　どうやってチェックする？

さて、質問者さんは不動産屋さんに問い合わせてはいらっしゃるようですが、もう一度連絡をしてみてください。

そこで点検と、必要であれば修復を行ってもらいましょう。

業者側に責任がある場合は、購入から1年が経過していなければ、建売業者は民法に基づき、修復を行わなければなりません。質問者さんが費用を負担する必要はないということですね。

近年の集中豪雨の頻度の高さを考えると、修復がベター

雨樋もそうですが、気になるのは1階の屋根。
1箇所に水が落ちるのですから、少なからず屋根にもダメージがあると予想されます。

近年の集中豪雨や異常気象の頻度の高さを考えると、「たかが雨」とおいそれにはできないのではないでしょうか。

家は、人生の長い間を過ごす場所です。
安心して暮らしていけるよう、ぜひ点検を行っていただければと思います。

点検の結果、もしかすると、業者には責任がないケースもあるかもしれません。
この場合でも、個人的には、事故につながる可能性がありますから、お金を出して修理をなさったほうが良いかとは思います。

メールをお寄せいただき、ありがとうございました。

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