東亜建設工業の社員の幸福度を上げる取り組みとは?

東亜建設工業の社員の幸福度を上げる取り組みとは?

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7月25日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、ゲストに東亜建設工業株式会社 経営企画本部DX推進部DX企画課の中野亘さんをお迎えし、建設業の視点からDX、デジタル化について語っていただいた。

東亜建設工業は、1908年創業、堅実な経営と高い技術力でウォーターフロント事業のパイオニアとして走り続けてきた総合建設業の会社だ。海上土木から始まり、その後、海外事業、建築事業と展開していき、港、空港、物流拠点、エネルギー施設、発電所など、人々の生活や産業を支える多くの大規模建設プロジェクトに携わり、国内・海外から高い評価を得ている。

文化放送・松井佐祐里アナ「改めて事業内容を教えてください」

東亜建設工業・中野亘氏「当社はゼネコンと言われる総合建設業の会社です。港を作る工事、羽田空港の埋め立てなどの海洋土木に強みを持つマリコンと言われています。他にも、建築業では冷凍冷蔵庫など物流倉庫に強みがあります」

L is B代表・横井太輔氏「中野さんのお仕事内容を教えてください」

中野「DX企画課として取り組んでいることは、様々なシステムを利用した社員の幸福度の向上、ICTスキルの向上、新規事業に向けての取り組みになります」

横井「社員の幸福度の向上について詳しく教えてください」

中野「今、いろんな働き方があって、人との会話が少なくなっていること、他の部署が何をやっているのかさっぱりわからない。じゃあ、どうやって社員の幸福度が上がるのか?社内に、皆さんそれぞれ褒めあいましょう、認めましょうという取り組みがあります。例えば“Aさんがこういうことをやりました、ありがとう”とつぶやくんですね。そのつぶやいたものをみんなが見て拍手を送るんです。この間も部下が“中野さんがこういうことやりました。尊敬してます”と書いてくれて、非常に感動しました。それだけで幸福度が上がる。今、一部の部署でトライアルでやってるんですけど、将来的には会社として展開すればいいのかな?と思ってます」

横井「社内のエンゲージメントを上げていこうと。素晴らしい」

松井「DX、デジタル化を進める上での課題はどんなところですか?」

中野「デジタル化が進むことで、現場の技術力が落ちるんじゃないかと一部で懸念されています。その時、私は車のカーナビの話をします。30年前、マニュアル車で地図を見ながら目的地に向かった。今、マニュアル車も地図もない。カーナビ1つで目的地に着く。ゴールに着ければいいだけであって、ゴールに行く道はどうでもいい。その話をすると技術が身に付かないと言われるんですよ。ただカーナビ10回使うと、さすがにカーナビなしでゴールに行ける。それを言うと皆さん、なるほどとなります。デジタル技術に頼って建物の竣工を目指して良いんじゃないかと」

横井「確かに行き方を覚えますものね。カーナビの話は非常にわかりやすいですね」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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L is B presents 現場DX研究所

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『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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