チームもいろいろ、捉え方もいっぱい。いまと昔の「野球」の曲

チームもいろいろ、捉え方もいっぱい。いまと昔の「野球」の曲

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9月4日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』の選曲テーマは「野球」でした! 前日・9月3日がホームラン記念日(1977年に王貞治さんが756号ホームランを打った日)だったことにちなんだテーマです。

鷲崎健「いろいろ、いっぱい、野球にまつわる曲はあるんですけど。悩んだ挙句、1曲目は同じラジオマンとしての敬意も表しまして、この方のこんな曲を。文化放送で当たり前みたいな顔してかけるの初めてだと思いますけど(笑)、聴いていただきましょう」

♪「1万人の六甲おろし」/道上洋三

鷲崎「ご体調を崩されまして、45年間続いた『おはようパーソナリティ道上洋三です』をこの春、勇退されました。(音源は)番組30周年を記念した行われたコンサート、だから約15年前ですね。大阪城ホールに1万2000人のリスナーが集まり、なんと! その外に、入りきらないリスナーがまだ3000人いたと噂されています」

松井佐祐里「え~っ!? すごい……」

鷲崎「2007年11月8日付のオリコンウィークリー、アルバムランキングで11位という、驚異的な数字だったらしいです。ランキングはわからないけど、2007年10月というと、調べると中島みゆきさんの『I Love You, 答えてくれ』、B'zの『SUPER LOVE SONG』、スピッツの『さざなみCD』などが出た時期!

僕は野球わからないし、特にひいきのチームもないんですが。『六甲おろし』をこんなに知っているのは、ラジオで流れていたからかな、って気がします。道上洋三さんの番組で本当によく流れていたし。2曲目はこちら、聴いていただきましょう」

♪「がんばれ!ベアーズ -青春カーニバル-」/マリリン

鷲崎「フィリピン出身のジャズシンガー、マリーンさん……の、マリリンという名義だった時代のシングルですね。1979年に(『がんばれ!ベアーズ』の)ドラマ版が日テレで放送されて、DVD BOXにもなっているんですけど、そちらにはオープニングのこの曲が入っていなくて。僕もレコードで手に入れたんです。

映画『がんばれ!ベアーズ』。ベアーズという弱小野球チームに天才少女ピッチャー、アマンダというのが入ったり、不良少年のケリーが入ったり……。もともとプロ野球選手だったけど、アルコール中毒になって、清掃員をやっている男がコーチになって。そこからチームが変わっていく、というのがあるんですけど、映画も3つぐらいやっていて、ベアーズ日本に来る、というのもありましたね。猪木さんとかが出て。割と有名な映画だったんですけど、そのドラマ版。

ドラマ版の少女ピッチャーはジョディ・フォスターが演じる予定だったけど、『タクシー・ドライバー』に出演が決まったからトリシア・キャストに変わった、という伝説がある。ま~、僕はこれが大好きで! ちっちゃいときに毎週、楽しみで観ていたんです。ありありと、この曲の記憶が残っていて。同世代で『懐かしい!』とおっしゃる方がいればうれしいと思います。続いてグッと男くさい曲に参りましょう!」

♪「男の友情背番号・3」/石原裕次郎

鷲崎「『茂(しげ)よ、頑張れ』『背番号・3』。この方はいったい誰でしょう?」

松井「あ~っ……」

鷲崎「長嶋茂雄さんのことですね(笑)。1959年、昭和34年のシングルなんですけど、57年、巨人入団前の企画があって。石原裕次郎さんと大学時代の長嶋茂雄さんとの対談がきっかけで、交流が始まって。当時は六大学野球のほうがプロ野球より人気が高かったんですってね。長嶋さん入団辺りからプロ人気がガーッと上がっていくんですが、59年、入団2年目にこの曲が出ました。

この年の6月には昭和天皇が野球を観戦するという、日本プロ野球・初の天覧試合が行われて。長嶋さんがホームランを打って、名実ともに日本じゅうの大スターになっていく……というときからの交流がありまして、その年に裕次郎さんが、この曲をプレゼント。

裕次郎さんも56年ぐらいがデビューなので、そんなに(長嶋さんと年齢も)変わらないんですけど、そのときはもう押しも押されぬ大スターです。ウィキ見たらわかりますけど、とんでもない量の映画の主演を既にされていたんですね。どんどん参りましょう、4曲目はこちら」

♪「甲子園」/さだまさし

鷲崎「『風のおもかげ』というアルバムに収録されています。『ホームラン』と突然TVが叫ぶ、また誰かの夢がこわれる音がする……。小学生のときに聴いたんですけど、ホームランに対してこんな表現があるのかとビックリしたんですね」

松井「はい」

鷲崎「『誰か』の物語、じゃなく、グラウンドに立っている『すべての人』の物語だと思うと、そういう捉え方もあるんだと。3番、最後になると、『あと一人』と突然TVが叫ぶ、背番号14番をつけた白いユニフォームの彼の打席が……と。僕もあまり詳しくないですけど、高校野球で背番号14というのは、スタメンじゃないっていうことなんですね」

松井「ああ~!」

鷲崎「そういう選手が最後に回ってきて……みたいな物語は、試合の決着はわからないまま終わるんです」

松井「へえ~! そっちの視点で描かれる……」

鷲崎「子供ながらに、すごく構造が素敵な曲だなと思った記憶があります。では最後の曲、こちらでございます」

 ♪「野球部のノリ」/ベランダ

 鷲崎「ベランダは京都出身のポップロックバンドでございます。2014年に結成されたばかり……ばかりといっても10年選手になりかけていますが。キレイなメロディ、歌声はもちろんですけど、切り取られたシーンが(いい)。

普通に思ったり感じたりしたことって、別に言葉にすることじゃないけど、それが歌になった瞬間、『歌』という額縁をつけた瞬間に、『無題』というタイトルの絵というか作品になったような感じがあって。それって歌にしかできない作品のつくり方な気もするんですよ。そういうのをずっとやっているバンドな気がします」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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