誹謗中傷と批判の違いを考える。大切なのは受け取る側がどう思うか?

誹謗中傷と批判の違いを考える。大切なのは受け取る側がどう思うか?

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11月7日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「SNSのコメントをポジティブにクリエイティブ!」と題し、誹謗中傷と批判の違いや、それらが抱える問題について語り合った。

西川あやの「誹謗中傷と批判の違い、どうですか?」

重藤暁「グルメサイトで『この料理はまずい』だと誹謗中傷、『この料理は僕の口に合わなかった』なら批判かなと」

山内マリコ「ノット・フォー・ミーね(笑)」

重藤「『自分がこれを発信しているんですよ』ということを一度飲み込んだうえで、それを適切に発信しているかどうかが、誹謗中傷と批判の境目かなと思いますね」

西川「『主観ですよ』って入れていますもんね」

重藤「そう。『この料理はまずい』だと主語が大きくなりすぎるから、『僕にとって口に合わなかった』と、自分が責任を負う。それが批判になるのかなって」

山内「でも難しいね。いじめと同じで、された側、言われた側がどっちか判断するというか。言われたほうの心が『誹謗中傷だ』と言っていたら、どんなに言葉を選んでいても誹謗中傷だし……」

重藤「そうなんですよ。受け取る側、お店が『これはちょっと』と思っちゃったら、『僕の口に合わなかった』であっても誹謗中傷だなとは思います」

山内「グサッときちゃったらね」

西川「IT弁護士ナビの記事によると、誹謗中傷は他人の人格を罵倒、侮蔑すること。批判は他人の言動について判定し、それに対して意見を述べること、とあるんです」

山内「そのとおりかも。人格と言動というのがまず違うし。こうやって書かれると全然違うような印象になるけれど、何かに対してものを言うとき、それが罵倒になってしまっているのか、すごく鋭い意見を言っていることになるのか……線引きは難しいですね」

西川「さっきの重藤さんの例でいうと『このまずい料理を作ったシェフは修業したのか!』は誹謗中傷で、人格にまで踏み入っている。『この料理は塩辛い(合わない)んだ!』とかは……」

重藤「批判ですかねえ」

西川「ただ最初は批判しているつもりが、ヒートアップして誹謗中傷に発展していくケースも」

重藤「そう。自分で止められない、他人も止められない、そうなるともう手をつけられない」

山内「SNSで自分が言ったことにコメントが来て、それにリアクションして……というのが続いている間って、脳にドーパミンみたいなのがあふれているのを感じません? 現実の世界で人と話してキャッキャしているときとは違う脳内物質が出ている気がする、中毒性がある。そういうのを感じたので、距離をとるようにして、いまに至るんですけど……」

このほか「いいね」が他人に与える影響や、SNSごとの特色なども語り合った。詳しくはradikoのタイムフリー機能にて。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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