森保ジャパンの活躍次第で… 「ワールドカップ需要」家電量販店・飲食店が期待

森保ジャパンの活躍次第で… 「ワールドカップ需要」家電量販店・飲食店が期待

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サッカー・ワールドカップ(W杯)、カタール大会の開幕に合わせ、家電量販店や飲食店でもワールド商戦が始まっている。11月21日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)ではこのニュースについて、経済評論家の上念司氏と寺島尚正アナウンサーが意見を交わした。

上念氏「強制貯蓄の50兆円を使うと景気がブーストされる」

新型コロナウイルスの感染が収束しない中での開催となり、開催地カタールとの時差も6時間ある。カタール大会では日本時間の深夜から早朝に多くの試合が組まれているため、自宅での深夜の観戦や録画で楽しむサッカーファンの需要を広く取り込もうと、各社販売促進に力を入れている。

家電量販店大手のケーズデンキはテレビ番組を録画できるレコーダーの需要が伸びると見ている。テレビはコロナ禍の巣ごもり、2021年の東京オリンピック・パラリンピックで買い替えが進んだ。ワールドカップでは日本が勝ち進むほど販売が伸びる傾向にあるため、試合の結果次第で11月末にかけて販売が伸びると期待しているという。

日本マクドナルドではワールドカップ期間中、デリバリー需要の増加に対応できるように人員などの確保を準備するよう、各店舗に呼びかけを行っている。また、飲食店の予約サイト「ぐるなび」が1000人を対象に実施したアンケートによると「(ワールドカップを)自宅で観戦する予定」との回答が96%を占めていた。第一生命の経済研究所・永濱利廣氏は「宅配サービスがコロナ禍で普及しており、料理の宅配はワールドカップ効果でコロナ前よりも伸びる可能性がある」としている。

「やばいですね。日本が早めに負けてしまうと、すぐに萎んでしまいますね。日本代表に日本経済を支えて欲しいです。一時的にこの需要が伸びてもお財布の中身がワールドカップ観戦にシフトするだけで、その分、別のところを節約してしまったら意味がない、と言われているんですけど、今回はちょっと事情が違いまして。コロナがずっと続いていたので我々には強制貯蓄という現象が起きており、50兆円くらいお金が貯まっていると言われているんですよね。貯めていた分、今まで景気が悪かったんですよ。だから今まで貯めた分も含めて使うと景気がブーストされるということです」(上念氏)

寺島アナは「だからまずは日本が『死のグループ』にいるというね。サッカーファンや日本を応援する人たちだけじゃなくて、こういう商売している人たちにとっても残念な組分けですね」と、日本がスペイン、ドイツ、コスタリカという強国揃いのグループに属してしまったことを指摘する。

「初戦のドイツ戦は落としても、まだ(希望は)繋ぎますから。その後ですよね。2戦目あたりで(決勝リーグに行けるかが)ほぼ決まっちゃうので、下手すると今月中に終わってしまう可能性も……。あくまで商売人目線ですが、経営者の方は最悪の場合を考えて、(歳末商戦などの)次の戦略を考えるようにしたほうがいいと思いますね」(上念氏)


「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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