村上信五くんと経済クン「村上信五の歯VS全自動歯ブラシ！」

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【株式会社Genics 代表取締役 栄田源（さかえだ・げん）さん】
今年30歳。今も大学で研究を続けている。会社を立ち上げたのは2018年、26歳の時のこと。ロボット工学を研究している大学発の企業。ロボットと人間の共存を目指す中で、全自動歯ブラシも開発した。今までは手を使って磨かないといけなかったが、これからの世界は自分でやらなくて良いことが増えていく。髪の毛を乾かす、お風呂に入る…など、特に自分でやるのが面倒なことを洗い出してみた中にあったのが歯磨き。毎日歯磨きをしているのに虫歯になったりする。それなら、ロボット工学を使えば全自動で何もしなくてもキレイにできるのではないかと考えた。
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【全自動歯ブラシができるまで】
歯医者ではないので、０から論文を読んだり、色々な人の歯を見せてもらうところから始まった。４～５年かけて開発した。完成に至るまでに本体は５回ほど、また歯ブラシ部分は手のひらサイズのブラシがバスタブ２つ分いっぱいになるほど試作した。
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【30秒で歯が磨ける全自動歯ブラシ】
今年度中に発売を予定している。価格は２万円程度の予定。歯磨きが面倒くさい、という人をターゲットにしている。くわえているだけなら使おう！という人が増えてくれれば健康維持につながると思う。強く磨きすぎると歯茎が下がってしまうので、痛くはないけど歯垢がしっかり取れる強さを心掛けている。色々なデータベースから10パターンぐらいのブラシを作っていて、その中から合うものを使ってもらう。村上さんの歯並びは特殊なので10パターンの中に入っていなかった。そういう人のためにカスタマイズして提供することも可能。
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【村上さん仕様！カスタマイズした全自動歯ブラシ】
村上さんの歯はかなり他の人とは違う。これが磨けたら全ての人に対応できる。従来のものと比べ、小さい１本ブラシが出っ張っている八重歯にしっかり当たるようにカスタマイズした。
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【全自動歯ブラシを体験した村上さんの感想】
ポジショニングが大切。かみすぎるとブラシが動かない。初めてだったので不思議な感覚。当たっているところはすごく磨けている。驚きのフィット感。痛みは全くない。
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【今後の展望】
“お口のルンバ”を目指したい。もっとサイズも小さくして、気づけば歯磨きが終わっている、というぐらいにしたい。会社としては、全自動歯ブラシ以外にも髪を自動で乾かすものなども開発していきたい。
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村上さん曰く…「村上信五の歯vs全自動歯ブラシ」結果はドロー！村上さんがベストポジションを見つけられていないため。負けたとは思ってないけど勝ったとも思っていない。ただ、狭いスペースいくつかにポンっと入ってきたのは「スペインみたいなサッカーやりおるな」と思ったとのこと。また４年後に来て頂いて、進化した歯ブラシとの再戦、楽しみにしております！
坂口愛美