「日本の島を買った」中国SNSで領土増えたの声…そういう権利ではない

「日本の島を買った」中国SNSで領土増えたの声…そういう権利ではない

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2月13日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、中国女性が日本の島を買った話題について意見を交わした。

莫大な投資がいるんですけど…どうするんでしょう?

中国人の30代女性がSNSで「日本の無人島を買った」と投稿し、中国のSNS上では「領土が増えた」などの声が出ている。投稿によると沖縄本島北方の無人島、屋那覇島(やなはじま)。中国メディアに対し、親族の会社名義で島の土地を購入したと説明しており、登記上の所有権移転の記録と一致している。登記によると島の一部は令和3年2月から東京の中国ビジネスコンサルティング会社が所有。島がある伊是名村(いぜなそん)役場によると島全体を占有したわけではなく、所有しているのは5割程度という。島は私有地と村有地が混在し、砂浜の大部分は村有。島は一般客らの釣り場やキャンプ地となってきた。関係者や登記によると、この土地では以前養殖事業が計画されたものの事業者が断念。担保不動産として競売開始が決定されたこともあり、所有者が移転してきた。

「上念さんこれはどうご覧になりますか?」(寺島アナ)

「領土が増えたという認識は間違いですね。ここの所有権を持ってるからと言ってチャイナの軍艦が大手を振って接岸して、例えば上陸部隊を上げたりするのが国際法上合法かというと全くもって違法です。そういう権利ではないですから。とはいえ無人島を開発するにもコストがかかるので、どうするつもりなんでしょうね。砂浜は村の所有で、それ以外は多分岩場だと思うので、そんな岩場を掘削して港を作るのは莫大な投資がいるんですけど、どうするんでしょうね。」(上念氏)

また、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で12日、中国海警局の船2隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは18日連続。

「これは気球と同じです。「試探」をずっと続けてるんですよ。トップが明確に試探を止めろと言わない限り続くらしいです。だから日中首脳会談が決まっても船は勝手に来るし、ブリンケン国務長官の訪中4日前のタイミングで気球が来ちゃう。」(上念氏)


「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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