【西武】松井監督インタビュー 鈴木将平の3番起用について「将平はチームにとってアクセントになるバッター」

【西武】松井監督インタビュー 鈴木将平の3番起用について「将平はチームにとってアクセントになるバッター」

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6月6日放送のライオンズナイターでは、今年2度目の開催となった埼玉県営大宮公園野球場での一戦、西武-中日1回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督にインタビュー。鈴木将平選手の3番起用や、チームスローガンに掲げた『走魂』の手応えについて訊いた。

――昨日月曜日の試合(6月5日、DeNAー西武3回戦)では、今シーズン初めて外崎修汰の打順を動かして2番に据えたが狙いは?
松井「2番、3番の打順がキーになっていたと思うし、(セ・リーグ主催試合の為)9番にピッチャーが入るというところ。あとは源(源田壮亮)が非常に良い内容でトップバッターとしていてくれているので、トノ(外崎修汰)を(2番に)あげるのか、(鈴木)将平を2番にするのかということを考えていた。昨日(6月5日、DeNAー西武3回戦)は(鈴木)将平が繋ぎの3番として先頭バッター出塁していたし、源田外崎が繋いだ後の(無死二、三塁から先制点となる)セカンドゴロもそうだったけど、ああいったところの繋ぎという意味で考えると素晴らしい状況判断をしてくれたし、(鈴木将平の役割は)チームとしては大きかった」

――また鈴木将平は3番で起用したくなる?
松井「そうですね。当然常にうまくいくわけではないが、そのなかでも(鈴木)将平はチームにとってアクセントになるバッター。セーフティバントもできるしエンドランも仕掛けられるし、色々な役割をそこでやってくれるということはその次のマキノンや渡部(健人)にチャンスで繋がっていくので、非常に良い役割だと思う」

――ずっと4番を任せていた渡部健人を昨日の試合(6月5日、DeNAー西武3回戦)では5番を打たせて、4番マキノンとともにクリーンナップが機能したと思うが?
松井「別に渡部(健人)が悪いから5番にしたというわけではなく、打線のことを考えて5番にした。(渡部にとって)4番という経験をしたことは大きいと思うし、また4番で行くときもあるだろうし、また5番でいくときもあるだろうし、そこは打線のことを考えてやってもらいたい」

――渡部健人は(3回、二死一塁、三塁の三塁ランナーとして)1塁ランナー若林とのダブルスチールを決めたが、あれはサインだった?
松井「そこは言えないですけどね(笑)」

――監督が笑っているということはサインではないのかなと思うが?
松井「いやいや(笑)。でも、ベッケン(渡部健人)は走塁に対しての意識が非常に高い。セカンドランナーの時もリードを良くとるし、ファーストランナーの時もフェイクをいれたりするし、デッドボールが当たっても『よっしゃあ』と言っているし、そういう姿が良い。そういった気持ちはチームにとって大きい」

――今年最後の大宮公園野球場での試合になるが、気を付けることは?
松井「なかなか土のグラウンドでプレーする機会は少ないので、攻撃でも守備側にも言えることだが、最後までしっかり走っておくことが大事。それ(アウトになると思った打球)がセーフになる、(守備の隙を突いて)次の塁にいけるということがあると考えると最後までしっかりと走るということが一番大事なのかなと思う」

――『走魂』という監督が掲げたスローガンが少しずつ形になり始めている手応えを感じているのでは?
松井「当然うまくいくときもあれば積極性が強すぎてしまう時もあるが、まずは経験すること、いってみることが大事だと思うので、選手たちのそういう姿を見ると少しづつ意識は出来てきているのかなと思うし、先の塁先の塁を狙おうとしてくれているのかなという姿を感じられる」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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