物流と人手不足の関係性。2024年問題でどうなる!?

物流と人手不足の関係性。2024年問題でどうなる!?

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6月8日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「20XX年問題」をテーマに語り合った。トラック運転手の労働環境が変わり、物流が滞ると言われる「2024年問題」、100万人分の血液が足りなくなる「2027年問題」などが現在、問題視されている。

西川あやの「2024年問題なんですけど、最近『送料無料』の表示の見直し、話題になっていましたね。トラックの運転手の残業規制強化による人手不足で、物流が滞ることが懸念されているんです」

入山章栄「僕の周りでも話題というか、課題になっています。皆さんもAmazonとか使っていると思いますけど、物流っていま、すごく重要になってきているでしょう? 特にコロナ禍を経験してね。トラックの運転手、日本はそもそも足りていないんです。足りていないから皆さん、すごくがんばっている。過酷な労働環境で働いている方もいらっしゃるんですね」

中田花奈「うん……」

入山「それはよくないということで、政府の規制が入るんです。働く時間がガッチリ決められるんですよ、『ここまでにしてください』って。運転手にはいいことだけど、そうすると、より運転手が足りなくなるわけで。2024年問題はとても深刻なんですね」

西川「トラックの運転手さんたちの環境って、いままでが本当に過酷でいらっしゃった。それが労働基準法の改正に伴って、トラックの運転手の残業の上限時間を年間960時間に帰省するんですって。これでも月80時間なわけじゃないですか。いつもお疲れ様です、ありがとうございます、ということをお伝えしたいです」

入山「中田さんは『残業』の感覚ないと思うんですけど……」

中田「規定どおりの時間に働いたことがなくて(笑)」

入山「珍しいタイプですからね(笑)。残業、月80時間は大変なんですよ」

西川「政府の規制のまとめ、見ていくと、宅配ボックスの普及などで2024年度に再配達率を半減(させたい)。荷物の持ち主と運送業者の取引を監視する『トラックGメン』を創設する。高速道路でのトラック最高速度の引き上げに向けて調整。あとは先ほどもお伝えした『送料無料』の表示の見直し……」

入山「この辺の業界、比較的知っているので申し上げると、いちばん起きていることはズバリ業界再編です。なんでかというと、トラックって日本中の運送業者のいわゆる零細、小さな会社が多いんですね。そういう方々が下請けみたいな形で対応されていて、2024年問題に直面している。高齢になっている経営者も多いんですよ。2024年のタイミングで、もう従業員さんを守るためにも、会社を売却しよう、という動きが結構あります」

中田・西川「ああ~!」

入山「それを大手が買収してあげることで、従業員さんもそこそこいい待遇のまま2024年に対応しよう、と。そういう動きが、あまりニュースになっていないけど行われています」

放送ではほかの「20XX年問題」も取り上げた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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