【楽天】石井貴コーチインタビュー リリーフ陣の立て直しについて「ゾーンの中でしっかり勝負していこうということを伝えながらやってきた」

【楽天】石井貴コーチインタビュー リリーフ陣の立て直しについて「ゾーンの中でしっかり勝負していこうということを伝えながらやってきた」

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6月20日放送のライオンズナイターでは、神宮球場で行われたヤクルト-楽天3回戦を中継。試合前に東北楽天ゴールデンイーグルスの石井貴一軍投手コーチにインタビュー。イーグルスのブルペン事情について訊いた。

――一昨日までの巨人3連戦(6月16日~6月18日)全てのゲームで大接戦でしたが、ブルペンを預かる投手コーチとしては相当疲れたのでは?
石井「一人一人が自分の仕事をきっちりやってくれたが、見ている方は疲れましたね」

――(巨人3連戦の対戦スコアは)5対6、2対1、2対1と相当ハードでしたよね?
石井「先発がマウンドを降りた後に抑えていくというのはブルペン陣の醍醐味なので、そういう意味ではいい仕事ができた」

――開幕からしばらくの間はリリーフ陣が打たれてゲームを落としていたが、リリーフ陣をどうやって立て直した?
石井「原点に返ってストライク先行でいこう、フォアボールを怖がらずにゾーンの中でしっかり勝負していこうということを伝えながらやってきたが、それがいい感じになったのかなと思う」

――先週金曜日(6月16日、巨人ー楽天1回戦)にジャイアンツの坂本勇人に打たれてしまいました(5-3と2点リードで迎えた9回裏に登板した酒居知史が坂本勇人に逆転サヨナラ3ランを浴びた)が、今シーズンは酒居知史の投球内容が素晴らしいのではないか?
石井「酒居もベテランの域に入ってきて、ベルトより上(のコース)にボールは絶対投げないという強い意識を持っている。送り出す方も安心して見ていられるピッチャー」

――昨シーズンであれば、8回の男は西口直人でした。今シーズンの状態は?
石井「昨シーズン、彼のおかげでイーグルスはピンチを救ってもらったが、今シーズンは本人が思っているボールの力、変化球のキレがなかなか出てこなくて、本人も苦労していますし、当然ブルペンも苦労している」

――守護神松井裕樹の状態は?
石井「WBCに行って本人も調子が上がらない状態だったが、(チームに)帰ってきたときには本来の松井裕樹らしくフォークボールであったりスライダーのキレがよくなって、今は安心してこちらも見ている」

――侍ジャパンでは調整が大変そうだったが、石井貴コーチも不安な思いだったのでは?
石井「メジャーのボールは大きくてつるつるしているというイメージがあって、松井投手にはなかなか合わなかったと感じていた。チームに帰ってきて日本のボールは投げやすいのかなと思った」

――セ・リーグ相手に松井投手のピッチングは素晴らしいですね?
石井「いいですよね。特にコントロールがいいですよね。すべての変化球を操れるのでいいですね」

――今日の先発は藤平尚真。今シーズンのここまでの結果を石井コーチはどう見ている?
石井「ゾーン内でしっかり勝負をするということはずっと続けられている。無駄なフォアボールもないし、なにより投げるボール全てに活気がある。要するに全部のボールにキレがあり、角度があるというボールが今年は多い」

――あらためて藤平投手の球種を確認させてください?
石井「スライダー、フォークを主に投げるが、その精度がいいので今日も楽しみ」

――ライオンズナイターをお聴きの皆様に一言お願いします
石井「ライオンズOBでした石井貴と申します。現在イーグルスで投手コーチをしていますが、ライオンズに負けないように我々イーグルスも頑張りますのでご声援よろしくお願いします」

――ライオンズOB”でした”の過去形はおかしいですよね(笑)
石井「そうですね(笑)」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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