「日芽香セレクション」玉置浩二『田園』に中元「まっすぐそのままの自分を肯定してくれるような曲」

「日芽香セレクション」玉置浩二『田園』に中元「まっすぐそのままの自分を肯定してくれるような曲」

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『中元日芽香の「な」』が、7月17日(月)午前7時に更新され、「日芽香セレクション」のコーナーで中元が触れた映画や本、漫画から生き方や考え方、カウンセリングのヒントになるかもという作品について紹介した。

今回、中元が紹介したのは、玉置浩二の楽曲「田園」。田園は1996年7月21日にSony Recordsからリリースされた玉置浩二のシングル。作詞:玉置浩二、須藤晃。作曲:玉置浩二だ。中元はこの楽曲のどの部分に惹かれたのか。

「96年の7月は私は生後4カ月ぐらいかな。リアルタイムではないんですけれど、私より若い世代の方にもぜひ紹介したいなと思って今回お話をしてみます。田園ってタイトルを聞いただけでは知らないかもなっていう方も、サビのメロディーを聞いたらあーあの曲かーってわかる方もたくさんいらっしゃると思います。田園の楽曲の雰囲気を口頭で説明すると、きれいな励ましの言葉っていうよりもまっすぐそのままの自分を肯定してくれるような曲ですね。メロディーは明るいんですけど、サビの有名なフレーズで生きていくんだそれでいいんだっていうのはあるんですが、シンプルなようで実はそれが難しい時ってあるじゃないですか?大切なことだけれど、つい忘れてしまうメッセージだなっていうふうに。なので頑張って日々生きている人たちに改めて届けたいなって思ってます。田園という楽曲を私はもともと知っていたんですが、なぜ今回このタイミングでお話ししようと思ったかっていうと、最近の中元日芽香の「な」を聞いていて、人生について深く深く考えて中には前向きに生きていくって、ちょっと今はできないなっておっしゃる方も1人や、2人じゃなかったなっていうふうに思っています。カウンセリングをしていても2023年上半期そのようなお話がこのところ多かったような気がして、そういった方たちに対して何か作品紹介できないかなって思った時にポジティブになろうよ!明るい気分で前を向こうよ!っていうエールよりも、この田園の曲が持つ暖かさとか、やさしさが今を頑張っている人たちに刺さるのかなっていうふうに思いました。楽曲制作の背景について、玉置さんご本人がお話をされています。玉置さんが精神的にとてもつらかった時期を経験されていらっしゃるんですよね。そんな玉置さんが書いてくださった、生きていくんだそれでいいんだっていう言葉だからこそ押し付け感がないというか。爽やかな風を感じられるように曲になったんだなって。押し付け感っていう言葉を使いましたが、相手を励ましたり勇気づけたりする際に自分と相手の温度感を合わせる事って相手に気持ちを伝えるために大事なことだと私は思っていて、元気になって欲しくて明るい話をしてみたら相手にとってはまぶしいなとか、うっとうしいな、今ちょっとそういう気分じゃないんだよねって受け取られてしまうみたいなことって、コミュニケーション取ってると時々ありますよね。なので、私はその相手のトーンというか、明るさになるべく合わせるように意識して話すように心がけてはいるんですが、田園はメロディーは明るいし歌詞も一見前向きなんだけれど、聞いている人を置いていかない優しさがあります。あとは、Aメロの描写が刹那的というか美しいんですよね。ハイペースで生きていると気づけない情景の切り取り方をしているような気がして、ペースダウンしている時期だからこそ目に入ってくる一つ一つなんだろうなっていうふうに想像しました。田園っていう言葉を聞くと田園風景とか故郷、地元とかっていうキーワードが思い起こされます。実際の私の故郷は、田園風景とは少し違って広島なんですけど、3~4分歩いたところにコンビニはあったし、田んぼというより川を感じる。そんな故郷ではありましたけれど、それでも、社会人とか学生生活していて疲れた時に、のどかな田園風景を見ると何故か懐かしい気持ちになるのがあれなんですかね。日本人なんですかね。なんか疲れたなーとかしばらくのんびり過ごしたいなっていう時に、そののどかな風景画を見るような気持ちでこの楽曲を聴くと自然に肩の力が抜けるのではないでしょうか」

『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」

 

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中元日芽香の「な」

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