人間とAIの文章、見分けられますか?日本語初の判別法「ただしいつまで区別できるのか…」

人間とAIの文章、見分けられますか?日本語初の判別法「ただしいつまで区別できるのか…」

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8月11日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)は、金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、ChatGPTについて意見を交わした。

ChatGPTは開発途上ですから当然分かるでしょう

ChatGPTが作成した日本語の文章と人間が書いた文章は、犯罪捜査にも使われる統計的手法を使うと、正確に見分けられることが、目白大の財津亘准教授の研究で分かった。ChatGPTを巡っては、日本語でも自然な文章を作成できることから、学術論文やインターネット上でのなりすましなどに不正利用される懸念が高まっていた。英語での判別方法に関する論文はあるが、日本語では初めて。文章を品詞に分解して助詞の使い方や読点の打ち方といった特徴を統計的に解析する「計量文体学」の知見を活用。心理学に関する日本語の論文72本について、ChatGPTに、「同じタイトルと分量で論文を書いてください」と依頼し、比較した。その結果、隣り合う品詞の組み合わせ、助詞の使い方、読点(、)の打ち方、「また」「この」といった単独で意味を持たない単語の割合-の4つの尺度で分析すると、ChatGPTと人間の文章には統計的に明確な違いがあることが浮き彫りとなった。

「人間が書いた文章かChatGPTが書いた文章か分かるってことなんですね。」(寺島アナ)

「現状では癖とか出るから分かるんでしょうね。一昔前にネットで「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」という、色んな人の書き方を真似て遊ぶのが流行りましたが、そのように文の癖は誰にでもありますからね。ChatGPTは開発途上ですから、独特の文章の使い方をしてるはずなので、当然分かるでしょう。ただ、いつまで区別がつくかは分かりません。」(内藤氏)

「進化してきますからね。」(寺島アナ)

「確かChatGPTは、いろんな人が使うことによってアップデートしていくワケで、使われるうちに標準的な言葉遣いになっていくんじゃないんですか。おそらくChatGPTの方が、その時その時の、例えば日本語なら日本語を使ってる人の、一番スタンダードな使い方をするようになるんじゃないでしょうか。」(内藤氏)

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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