箱根駅伝出場大学応援ラジオ 箱根駅伝への道

毎週火曜~金曜 「文化放送スポーツスクエア SET UP!」内 18:15~18:25放送中!
学生3大駅伝全てを中継する文化放送は、 年間を通して大学生長距離アスリートを追いかけていきます。
この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、紹介していく番組です。

複数の大学の取材日が重なると

2014.12.13

12月12日(金) 晴れ

 

駒澤大学の取材が終わった文化放送取材陣は二子玉川駅で、

日本体育大学のある青葉台駅に向かうグループ、

そして、関東学生連合が合宿を行っている

富津に向かうグループと、二手に分かれ、移動して、

この日2チーム目の取材にあたりました。

このように、時間差があり、移動できる場合には、

取材する大学を掛け持ちしたりもします。

 

しかし、複数の大学の取材時間がほぼ同時刻で

移動が不可能な場合には、

当たり前ですが、手分けして取材にあたります。

それが、2校だと、まだ人数の余裕もありますが、

3校以上になってしまうと

1校に割ける人数が減るため、

ひとりあたりの取材対象選手が増えてしまいます。

時間も限られているため、

ひとりにかける時間も短くなってしまいますが、

それでも、何とか手分けして

エントリーメンバー全員、

そして、監督の話を聞くようにしています。

 

そんな時の取材したメモを読み返すと、

自分の字なのに、読めないことが多いですが、

何とか解読し、そしてリライトしたものを

大学ごとに取材メモとしてまとめ、中継スタッフ全員に配っています。

その取材メモを基にして、各実況アナウンサーは、

それぞれ独自の資料を作っているのです。

詳しい取材メモの内容は、1月2日、3日の箱根駅伝中継の中で!

日本体育大学取材日記

2014.12.13

12月12日(金)晴れ

駒澤大学取材の後、
ふたてに別れ、日体大へ。

昨季の服部翔大ら主力が抜け、
さらに今のチームのエース山中秀仁も
故障などで間に合わなかった今のチームについて
別府健至監督は、
『非常に厳しいチームだと思っていますし、
厳しい戦いになると思っています。
16年間の監督、指導者経験の中でも
厳しい年だな感じています。
ただ、これは前回の箱根が終わり、
服部たちの世代が卒業した時からわかっていた
ことなので、どう準備し、この戦力で戦ったいくか。
まずはミスをしないこと。
各自が自分たちの役割を果たし、ミスなく走ること。
そうすれば優勝は遠くても3位は見えてくる。
部員70名、結束して戦っていく。
19位に終わってしまったときは、
やはりこの団結力がなかった。
このくらいはいいだろうとか。
このくらいは大丈夫とか。
そういう甘えが結果にすぐ出てしまう競技。
一日の練習時間はたかだか3時間くらい。
後は、生活のなかで自分にどれだけ
厳しくできるか。早く寝ましょう。
しっかり寮の食事を食べましょう。挨拶しましょう。
という当たり前のこと。当たり前にできるか。
メンバーに入れなかった上級生のサポートする姿勢も大きい。
優勝した時は、そういう一体感と生活においても甘えをなくし、
自分たちで律してやれていた。
19位の時はそれがなかった。

19位と優勝を両方知っている大学なので、
いい伝統を残したいと思っていますが、なかなかこれが難しい。
いい伝統は残らない、悪い伝統は残ってしまう。難しいですね。
山中不在は厳しい。股関節の痛みで間に合わず。
ただ、これはもちろん大きな戦力ダウンで痛いことには痛いが、
ある程度は覚悟していたこと。今回の16名がベストメンバー。
ミスなくつないで活路を見出す。3位を目指します。
日体は、注目されていないとき、前評判が高くないときは、
いい走り、いい結果が出るものです』

と別府監督の口から「厳しい」という言葉が
何度も飛び出していましたが、
現状を前向きにも捉えていました。

詳しくは、1月2日、3日の箱根駅伝中継の中で!

駒澤大学取材日記

2014.12.13

12月12日(金) 晴れ

きょうは、駒澤大学の取材で玉川キャンパスへ。

共同取材のため、我々取材陣は、
普段、授業で使われている教室で
監督、選手たちが来るのを待っていると、
下級生の時から主務を務める瀬畑雄介君が
教壇の上に並べられている
監督、選手が座るためのイスを並べながら、                                                       困った顔をしています。

どうやら、イスが1個、教壇の上に乗らない様子。

すると、見かねた大八木監督が、
「弧にしたらどうだ」と声をかけ、
自らイスを移動。

すると、見事にイスは乗りましたが、
あまりにもギリギリのため、
「やっぱ、危ないからやめとこ。
俺は立ってるからいいよ」
と大八木監督自ら立ったまま
会見がスタートしました。

さて、大八木監督は今年のチームを、
「1年生が良い練習を積めている。
これに絶対負けないんだ!
という上級生の思いがうまく絡んだ。
上級生への刺激も考えて、下級生、
特に1年生には厳しくやらせてきたら、
上級生の目の色が変わった。
4年生7人がエントリーに入ったのもその効果かと思う。
ここ近年では、かなり素晴らしいチームに仕上がってきた。
『最強』だったと振り返れる、
西田や揖斐・神屋、松下らがいた頃のチームと比べても、
そん色はない。
学年のメンバーバランスも良いし、
そうなかなか出来ないチームに仕上がってきている」
と評価。

そして、箱根駅伝の戦い方については、
「ずばり『負けないレー』スをしたい。
『勝つ』『勝とう』だと、
選手も過度なプレッシャーを受けるだろうし。
前回は私が『育成の年』と位置付けていたので、
選手にも甘えが生じたかもしれない。
選手達も今年は勝負の年と分かっている。
まずは往路をきっちり取りたい。
往路終了で1分差は、明治・青山学院・東洋・早稲田につけたい。
これらのチームとは1万Mの平均タイムで差はあまりないし、
スピードの差もあまりない。
何よりこれらのチームは、エースがエースらしい走りをする。
後塵を拝すと厳しくなる。
往路の配置はほぼ固まっている。
ポイントは2区と3区かな。
配置で悩んだのは1区。
ゆさぶりに強く、ハイペースにどれだけ耐えられるかが
ポイントになると思う。
他の大学も1区は強い選手を投入してくるだろう。
前回の箱根もこの前の全日本もそうだった。
5区6区は経験者がいるので、崩れなければ計算出来る。
4区までの流れが重要。トップで行きたい」
と話してくれました。

7大会ぶりの箱根制覇は?

詳しくは、1月2日、3日に箱根駅伝中継の中で!

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