箱根駅伝出場大学応援ラジオ 箱根駅伝への道

毎週火曜~金曜 「文化放送スポーツスクエア SET UP!」内 18:18~18:26放送中!
学生3大駅伝全てを中継する文化放送は、 年間を通して大学生長距離アスリートを追いかけていきます。
この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、紹介していく番組です。

全日本大学駅伝前日監督談話

2015.10.31

青山学院大学・原監督

 あっぱれ大爆走作戦!! 風向き次第ではありますが、大会記録は出せます。

 うちとしては1区からハイペースになるほうが嬉しいので、

 駒澤の中谷選手、東洋の服部勇馬選手は大歓迎です。

 

駒澤大学・大八木監督

 1区にみんな来ました。東洋も1・2区で速いのが来た。

 1区で遅れるレース展開だときつい。中谷が区間賞を獲ってくれたら最高です。

 青学に簡単に勝たせたくありません。

 

東洋大学・酒井監督

 勇馬から弾馬へ繋ぐ1・2区はゲン担ぎです。

 8人中、全日本経験者が3人だけというのがネックになります。

 設楽兄弟が抜けて、今後の東洋を占う大事なレースです。

 

山梨学院大学・上田監督

 出雲で2位に入ったことで意識は高くなってきています。

 今回の目標は3位以内。

 アンカーのニャイロは追い込んだ走りができるので、20キロでも不安はありません。

 

早稲田大学・相楽監督

 3位以内を目標にしています。

 凸凹のないチームなので、全区間がポイントになります。

 5・6区の繋ぎの区間では、他校を上回るくらいの走りを期待しています。

 

明治大学・西監督

 1区がすごいですね。速いペースになるのではないでしょうか。

 1区に起用した1年生の坂口は勝負勘があります。今後エースにのし上がってほしいです。

 追う立場よりも追われる立場になりたいです。 

 

東海大学・両角監督

 ポイントは1・2区です。1区の川端は、出雲の時は調子を落としていて

 期待通りになりませんでしたが、今は良いです。

 昨年は棚ぼたのシード。今年は実力でシードを勝ち取ります。

10月30日 箱根駅伝への道

2015.10.31

この日の箱根駅伝の道は、
真の大学日本一を争う全日本大学駅伝の
直前情報を松島茂アナウンサーが現地、名古屋からレポート!
気になる区間配置は?

そして、優勝候補筆頭・青山学院大学の原晋監督と、
アンカーに配置された新山の神・神野大地選手のインタビューをお届け。

気になる方は、ポッドキャストをチェック!

取材日記 青山学院大学

2015.10.28

10月28日 水曜日 晴れ(真夏日)⇒小雨

全日本大学駅伝も目前に迫り、
きょうは、三冠を目標に今シーズン挑み、
その初戦、出雲駅伝を見事に制した
青山学院大学に行ってきました。

町田の寮で、原晋監督、
春からケガで苦しみ、
出雲駅伝を欠場した神野大地主将。
同じく春からケガで苦しんでいたものの、
神野主将より一足早く復帰し、出雲駅伝優勝に貢献。
原監督曰く、出雲のMVPと言わせた久保田和真選手。

そして、3年生まで箱根を目指し、
陸上に取り組んでいましたが、
今年の箱根駅伝初優勝後、
チームのため、自分のために、
マネージャーに転向した内村亮主務にお話を伺ってきました。

原監督、神野主将、久保田選手の
全日本への意気込みは、今週金曜日30日の
「箱根駅伝への道」でお届けします。

そして、内村亮主務をはじめ、
各大学の主務の取材も進んでおり、
今後の「箱根駅伝の道」の中で
お伝えできればと考えています!

取材日記 日本大学 少しだけ明治

2015.10.27

10月27日 火曜日 晴れ

きょうは、全日本大学駅伝関東選考会を2位通過、
10日前に行われた箱根駅伝予選会でトップ通過を果たした
日大の取材に行ってきました。

閑静な住宅街の中にある日大の寮と体育館。
その体育館の1室で武者由幸コーチにお話を伺うと、

今年の夏合宿は、去年3週間だった日程を
4週間に延ばして、余裕をもって取り組みました。
クロカンを練習に多めに取り入れ、
ゆっくり、長く、確実に走ることができるように、
また、箱根予選会、全日本と続くので、
ケガをしないように、強化してきました。
その効果が出たのか、以前、ケガが多かった選手も、
ケガすることなく。継続的に練習を積むことができて、
箱根予選会も、設定していたタイムより良かったそうです。

また、キトニーとワンブィ、ふたりの留学生はともに調子が良く、
どちらを使うか、起用法については、まだ迷っている。
とのことでした。

そして、全日本の目標はシード権を獲得。
ひとつでも上位校を破りたいですね。
と抱負を語ってくれました。

取材が終わり、駅に向かって歩いていると、
明治大学の西弘美監督に遭遇。
日大と明治の寮はお隣さんなので、西監督いるかな?
などと話していたところで西監督にお会いし、びっくりしました。
用事先からのお帰りということで、
チームの状態を詳しく聞くこともせず、
名古屋でもよろしくお願いします。
と挨拶をして、再び駅に向かいました。

果たして、日大、明治のシード権獲得はあるのか?
11月1日(日)
 JAバンク スポーツスペシャル
第47回全日本大学駅伝対校選手権大会 実況中継 
でお楽しみください!


10月23日放送 箱根駅伝への道

2015.10.23

この日の「箱根駅伝への道」は

中国電力陸上競技部 藤川拓也選手

に電話生出演していただきました。

 

青山学院の前キャプテン、藤川選手は 11月1日に行われる

全日本大学駅伝の文化放送中継ゲストとしてご出演予定です。

その出演を先取りして

真の大学日本一決定戦・全日本大学駅伝について伺いました。

 

もちろん、藤川選手ご本人の近況や

出雲駅伝で原監督が漏らしという他では聞けない言葉・・?!

など、盛りだくさん。

 

気になる方は ポッドキャスト でチェック!

 

取材日記 東洋大学

2015.10.23

10月22日 木曜日 晴れ


今日は、出雲駅伝4位の東洋大学の取材。
まだまだ新しい陸上部の寮の隣には、
主にマネージャーたちが世話をしているという
ガーデニングがお出迎え。
春になると、綺麗な花が咲き乱れ、
練習で疲れた選手たちの心を癒してくれるそうです。

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まずは、服部弾馬選手にお話を伺いました。
先頭との差を22秒縮めた出雲3区の好走も、
「区間賞を狙っていて、青山学院の久保田和真選手に
2秒及ばなかったのは、悔いが残ります。
東洋のスローガンである1秒をけずりだす走りが出来なかった。
全日本では、任された区間で絶対区間賞を狙っていきたいです」
と、話してくれました。

弾馬選手の後、4区で区間賞を獲得した口町亮選手が登場。
個性的なTシャツを着ていたので、
まずは、Tシャツについて聞いてみると、
大好きな声優さんが、ラジオパーソナリティを務める
文化放送の番組のオリジナルTシャツだそうで、
文化放送の取材ということで、
わざわざ着てきてくれたそうです。
ありがとうございました。
出雲駅伝の走りをふり返ってもらうと
「区間賞はうれしかった。
ただ、弾馬が良い位置でタスキを持ってきてくれました。
ホクレンで13分台を出せたのが自信になっています。
全日本は、1区とアンカーでなければ、いいです。」
と控えめに抱負を語ってくれました。

そして、酒井監督に出雲駅伝をふり返ってもらうと、
「1区の出遅れからよく追い上げた。
高橋は、4年生ということで気負いすぎて、
あのようなかたちになってしまいましたが、
終盤落ちなかった区間が多かったのは収穫」
そして、全日本大学駅伝の目標を伺うと、
「優勝。青山学院の三冠、駒澤の5連覇を阻止したいですね」
と話してくれましたが、
もうひと大学、マークしているチームがいました。

果たしてその大学はどこなのか?
取材の詳しい話は、11月1日 日曜日 午前8時からの
第47回全日本大学駅伝対校選手権大会 実況中継の中でお伝えします!


10月22日放送 箱根駅伝への道

2015.10.22

今夜は、全日本大学駅伝に2年ぶり2度目の出場。
岐阜経済大学を指揮する揖斐祐治監督が電話生出演!

揖斐祐治監督は現役時代、
岐阜県の土岐商高では2年生で全国高校駅伝に出場し、1区で2位。
進学した駒澤大学では4年間で出雲、全日本、箱根の3大駅伝すべてに出場し、
箱根駅伝では2000年、2002年の優勝に貢献。
卒業後はエスビー食品に入社し、世界クロカンなどに出場。
現役引退後は。麗沢大学コーチ、東亜大女子駅伝部監督を経て、
2012年に岐阜経済大学の監督に赴任し、
長距離部門が駅伝部として独立し、
その駅伝部を1年目で全日本大学駅伝へと導きました。
その時以来となる全日本大学駅伝まで、
あと10日となりましたが、今のチーム状態などを伺いました。

揖斐祐治監督
「チームの中も緊張感があり、良い調整ができています。
おととい、大会に向けた少しきつめの練習を入れたので、
本番に向けて、選手たちの調子も上がってくると思います。

東海地区選考会では、同じような力の大学が4校くらいいて、
うちの大学の選手の調子が良く、予選通過となりましたが、
他大学さんも絶好調であれば、
どこが全国大会に行ってもおかしくなかったと思います。
1、 2組でリードを奪ったものの、3組目で愛知工業大学に
わずかに逆転をされて、4組目で再逆転しましたが、
4組目の8000mくらいまでは、負けていましたので、
最後の最後で勝ってきたという感じでした。
ただ、それも予想通りの展開でした。

全日本大学駅伝では、恩師・駒澤大学大八木監督や、
大学の2年先輩となる國學院大學の前田監督との対戦になりますが、
チームの力は全然及びませんが、
同じ舞台で、大学時代にやっていた方々と
指導者として参加させていただくというのは、非常にうれしいことです。

大八木監督には、出場が決まってすぐに連絡を入れまして、
今回は、出場が難しいだろうと思っていたところ、出場が決まり、
大八木監督も少し驚いていましたが、非常に喜んでいただいたのが、
すごく印象的でした。

全日本大学駅伝の目標は、17番までに入って、
東海地区の出場枠を増やしたいと思っています。

揖斐祐治監督の話が気になる方は、ポッドキャストをチェック!

取材日記 東海大学

2015.10.22

10月21日 水曜日 晴れ

きょうは、昨シーズンの全日本、箱根で6位に入り、シード権を獲得。
今シーズンに入っても、春のトラックシーズンで、結果を残し、
そして挑んだ三大駅伝初戦の出雲で、4位の東海大学に行ってきました。

4年生がひとりも出場しなかった出雲駅伝について
西出コーチに真相を伺うと、
去年までだったら、少し調子が悪くても使っていたが、
下級生も伸びてきたので、無理して使う必要もありませんでした。
上級生も危機感を持って、今やっています。
と徐々にチームの層の厚さが増し、
チームで調子のいい選手を使った結果だったそうです。

全日本大学駅伝の目標を伺うと、
選手たちは目標は3位と言っているので、
3位争いをして、結果的にシードが獲れれば。
5強と言われる大学をひとつでも破って、5強を崩していきたい。
と話してくれました。

出雲を走った6選手以外にも調子を上げている選手がおり、
日本選手権1500mで優勝した荒井七海選手は、
夏は積極的に長い距離に取り組んでおり、
スピードを生かした区間で使いたいと、
大学駅伝デビューもあるかもしれません。

全日本大学駅伝で、東海大学がどのようなレースを見せるのか、
11月1日は、文化放送の中継でお楽しみください!


10月21日放送 箱根駅伝への道

2015.10.21

この日も先週の土曜日、17日に行われた第92回箱根駅伝予選会をふり返り。
予選会を見事通過した4大学の監督の喜びの声をお届けしました。

まず、予選会2位で通過した帝京大学の中野孝行監督は、
「順番には、こだわっていませんでしたが、
ここまで来たらトップを取りたかったな、というのはあります。
ただ、過去、予選会を2番で通過した時は、本戦でも成績が良かったんです。
だから、2度あることは、3度あるのかな?」と、
縁起の良い2位通過に本戦での自信を覗かせていました。

一方、4位で通過した順天堂大学の仲村明監督は、
「まだまだ強化の途中ですので、
箱根本戦でもっとたくましいチームを作りたいと思います。
松枝主将を中心に優勝を目指してきました。
それは無理だろうと言われるかもしれませんが、
それを目指していかないと、優勝できるチームはできないので、
チーム一丸となって、それを目指して頑張っていきたいと思います」
と抱負を語っています。

そして、2大会ぶりに本戦出場を決めた法政大学の坪田智夫監督は、
「ホッとしています。
ただ、良い練習が夏からできていて、戦える準備はできていると感じていたので、
それを発揮できるかだけだと思っていました。
予選会を走った選手以外にも選手はいるので、
今回もメンバーを選ぶのに迷ったくらいなので、
本戦ではシード権獲得を目標にやっていきたいです」
とチームの層の厚さに自信がありそうでした。

そして、古豪中央大学の浦田春生監督は、
「今シーズンは、勝負にこだわっていきたい。
箱根では5位以内に入る。ということで、取り組んでいました。
チーム上位の選手は、他大のエースと競えるところまで来ましたが、
中間層以下をもっと鍛えていきたい」
と本番に向けて、チームの課題も話してくれました。

気になる方は、ポッドキャストをチェック!

取材日記 駒澤大学

2015.10.20

10月20日 火曜日 晴れ

きょう、取材スタッフは、お洒落な二子玉川駅前で待ち合わせ。
史上初の全日本大学駅伝5連覇、
そして、三大駅伝最多23勝目がかかる駒澤大学の選手寮
「道環寮」に行ってきました。
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まずは、大八木監督に出雲駅伝をふり返ってもらうと、
「選手たちは、予定していたくらいの走りはしてくれた。
 ただ、3区が、初めての主力区間で緊張してしまい、
 少し硬くなってしまった。あそこで青山学院と10秒くらい差を広げ、
 4区、5区といければ、アンカーで30秒差くらいあれば、勝てたかな」
とのこと。

その経験を踏まえ、全日本の戦い方を伺うと、
「前半勝負で、アンカーまでに差ができていれば、抜かれることはない。
 青山を苦しめたい」
と話してくれました。

その後、3年生の西山雄介選手にも話を聞きました。
区間賞を獲得した出雲駅伝5区の走りをふり返ってもらうと、
「区間賞は取れましたが、青山学院を離すことができず、
 悔しい気持ちの方が強いです。出雲は優勝を狙っていたので、
 3番で悔しい、全日本では優勝したい」
と話してくれました。

また、神奈川大学の兄・凌平選手とは、
全日本、箱根のどちらか、残り2回しかチャンスがないので、
同じ区間で対戦してみたい。
と兄弟対決を希望していました。

取材の詳しい話は、11月1日 日曜日 午前8時からの
第47回全日本大学駅伝対校選手権大会 実況中継の中でお伝えします!

10月20日放送 箱根駅伝への道

2015.10.20

この日は17日に行われた第92回箱根駅伝予選会をふり返りました。

まず予選会を通過した10校は、
1位日大・2位帝京・3位日体大・4位順天堂・5位神奈川
6位拓殖・7位法政・8位中央・9位東京国際・10位上武
となりましたが、10位上武と11位国士舘とのタイム差は10秒。

10名の総合タイムで競う予選会の中で、
わずか、ひとり1秒の差でした。

そんな中、見事、創部5年目で本戦出場を果たした
東京国際大学の関竜大主将、志田秀次監督のインタビューをお届けしました。

まず、箱根駅伝出場が決まったとき、関竜大主将は、
「今までに経験したことのない感動と、夢みたいだ」と感じたそうです。

そして、創部5年で箱根へと導いた指揮官大志田秀次監督は、
「正直うれしいのと、ホッとしています。
箱根本戦の目標は、まずはシード。10番以内。
そこから6番以内、そして、優勝」と話してくれました。

もっと気になる方は、ポッドキャストをチェック!

箱根駅伝への道 放送予定

2015.10.19

今週の放送予定

 

20日(火) 

予選会9位通過 東京国際大学特集

 大志田監督、関キャプテン インタビュー

 

21日(水)

箱根駅伝予選会通過チーム特集

 

22日(木)

全日本大学駅伝出場 岐阜経済大学特集

 揖斐監督 インタビュー

 

23日(金)

文化放送 全日本大学駅伝中継 ゲスト出演

 青山学院前キャプテン・藤川拓也選手 インタビュー

 

取材日記 箱根駅伝予選会

2015.10.17

10月17日 土曜日 くもり 時々 雨

きょう、来年1月に行われる第92回箱根駅伝の出場権をかけた予選会が、
昭和記念公園を中心に行われました。

天気予報は雨でしたが、何とか大丈夫かな?と思いながら、
最寄りの立川駅から歩いていると、ポツポツと雨が落ちてきました。
さらに、時折、雨の勢いが強くなる、あいにくの空模様でしたが、
そんな中でも母校の応援、贔屓のチーム、選手の応援に
多くの人々が訪れていました。

過去最高49チームの500人を超える選手たちは、
午前9時35分の号砲とともにスタート。

スタート直後は、日本大学のキトニー選手を中心に、
留学生が集団を引っ張る形でしたが、
キトニー選手が5キロ前から独走態勢を築き、そのままトップでゴール!
日本人では中央大学の徳永照選手が、日本人トップの4位でゴールしました。

そのあとも、続々とゴールする選手たち。

そして迎えた結果発表、

最初に会場に響いた大学の名前は、日本大学でした。
その後も、帝京大学、日本体育大学や順天堂大学、神奈川大学と拓殖大学、
と大学名が発表され、7番目に呼ばれたのは、前回の出場を逃した法政大学でした。
そして、中央大学が8番目で呼ばれると、
昭和記念公園に一番大きな歓声が上がりました。

残すチームは2校。

呼ばれた大学は、創部5年目の東京国際大学。
うれしい初出場となりました。
そして、最後の1校は、上武大学で、11位・国士舘大学との差はわずか10秒。
選手ひとり1秒の差でした。

1位 日大 10時間06分00秒
2位 帝京 10時間07分20秒
3位 日体大10時間07分37秒
4位 順天堂10時間07分58秒
5位 神奈川10時間08分01秒
6位 拓殖 10時間08分36秒
7位 法政 10時間11分03秒
8位 中央 10時間11分32秒
9位 東京国際 10時間11分41秒
10位上武 10時間12分04秒
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11位国士舘 10時間12分14秒

東京農業大学は前回と同じく12位で10位と53秒差。
本戦出場が有力視されていた國學院大學は13位に終わり、
6大会連続出場を逃しました。
前回初出場の創価大学も山口主将が個人6位に入る力走を見せましたが、
予選突破はなりませんでした。
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予選を見事通過した大学の監督の喜びの声は、
来週の「箱根駅伝への道」でお届けします!

10月13日放送 箱根駅伝への道

2015.10.13

青山学院の3年ぶり2度目の優勝で終わった第27回出雲駅伝

この日は、
出雲駅伝実況中継で解説していただいた
駿河台大学の徳本一善監督に
レースを総括していただき、
さらに、今週土曜日に行われる
箱根駅伝予選会について伺いました。

徳本監督によると、
終わってみれば、予想通りの青山学院優勝。
青山学院の強さの秘密は、チーム内での競争力。
メンバーに入ること自体が難しく、
入ることで、自信にもなる。

全日本、箱根でも記録を塗り替えることを
青山学院の原監督は、すでに考えているのでは?

しかし、そんな中でも
1年生留学生ニャイロ選手の活躍で2位に山梨学院が入り、
11月に行われる全日本大学駅伝では、
優勝候補の一角に上がるのではないか?

とのこと。

果たして、青山学院を倒すチームは現れるのか?

そして、指導する駿河台大学の
箱根駅伝予選会の目標も語ってくれています。

気になる方は、ポッドキャストをチェック!

出雲駅伝現地日記

2015.10.13

 

出雲駅伝中継のため、出雲へ行ってきました。

本番前日の10月11日に現地に入りましたが、

天気はあいにくどんよりとした曇り空。

今にも雨が降ってきそうな天気でした。

しかし、なにより現地について強く感じたのは、

風が強い!ということ。

非常に厳しいレースコンディションになる可能性も考えられました。

 

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そして出雲駅伝本番当日の12日、

前日の予報では、雨が降り、風も強くなると言われていましたが、

突然強い雨が降ったかと思えばレース直前には晴れ間も差し、気温が上昇。

風もやんだかと思えば、吹いてくるなど、

不安定なコンディションの中でのレースとなりました。

 


レース中、各チームの監督は控え室に移動し、

モニターを見ながらレースを観戦。様々な表情が伺えました。

レース前から優勝に自信を見せていた青山学院大学・原監督や

駒沢大学・大八木監督らは、あまり席を立つことなく、

どっしり構えて選手の動向を見守っていました。

一方で動きが目立ったのは今年就任した早稲田大学の相楽監督。

こまめに携帯電話で連絡を取り、各地点の様子を確認していました。

また1区で大きく出遅れた東洋大学の酒井監督や、

6区に留学生が控え、逆転が期待できる山梨学院大学の上田監督も

上位校との差を気にしてか、時折連絡を取る姿が見られ、

各監督の表情が動きの違いとなってあらわれる印象深い控え室となりました。

 


序盤から駒沢大学と僅差の首位争いを繰り広げていた

青山学院大学の原監督にレースの途中でインタビューをさせていただきましたが、

「順調に来ている。予定通りの展開」とここまでの展開に満足げな様子でした。

 

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筆者は初めて駅伝の中継現場に来たのですが、

老若男女関係なく、多くのファンが出雲ドームに詰めかけ

大学駅伝ファンの数の多さに驚かされました。

ゴール付近に応援に来ていた方々は

選手たちがゴールに近づくにつれ増えていき、

コースの左右に2重、3重の大きな人だかりができていました。

選手がゴールに飛び込んでくる直前には

簡単には身動きがとれないような状態になり、

選手がコースに現れるたびに大きな歓声があがっていました。

素晴らしいレースと、観客の熱気を感じ、

再びこの場所に戻ってきたいと、強く思わされる出雲駅伝でした。

 

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※写真はゴール後、出雲ドーム内で行われた表彰式、
区間賞選手の表彰の様子です。

箱根駅伝への道 放送予定

2015.10.12

今週の「箱根駅伝への道」は

プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズ ファイナルステージ中継のため

10月13日(火)のみの放送です。

 

10月13日(火)

駿河台大学 徳本一善監督

出雲駅伝総括と駿河台大学の箱根駅伝予選会に向けた状態について伺います。

 

どうぞお楽しみに!

10月9日放送 箱根駅伝への道

2015.10.09

出雲駅伝直前、この日は優勝候補筆頭の青山学院特集。

現在、ワクワク指数120%の原晋監督、

ユニバーシアードハーフマラソン金メダル、銀メダルを獲得した

小椋裕介選手、一色恭志選手のインタビュー、

そして、新企画、

メンバーを良く知るチームの主務による選手紹介。

今回、青山学院の内村亮主務から

小椋選手と一色選手を紹介してもらいました。

気になる方は、ポッドキャストをチェック!

10月8日放送 箱根駅伝への道

2015.10.09

出雲駅伝まであと4日となったこの日は東洋大学特集 
酒井俊幸監督のインタビューをお届けしました。


今年も育成の年。
しかし、それは、去年の育成の上に立った育成。

育成をしながら、優勝を狙っていきたいという酒井監督の言葉でした。

大学陸上界を代表する服部兄弟の存在が大きいものの、

その服部兄弟に頼らない、

脱・服部兄弟のチームに育てたいということで

大学駅伝初出場となる選手たちにも期待していました。

気になる方は、ポッドキャストをチェック!

取材日記 山梨学院大学

2015.10.07

10月7日 水曜日 晴れ

今日は、特急あずさに乗り込んで山梨県。

少し強い日差しを浴びながら、綺麗な校舎の中を進み、
山梨学院大学の上田誠仁監督の研究室へ。
お話を伺ってきました。

夏合宿では故障者もです、順調に調整ができているということでしたが、
気になるのは、出雲メンバーから外れたオムワンバ選手の状態。
上田監督の話では、「日本インカレの動きを見ても分かる通り、
少し疲れが出ているので、メンバーから外しました」とのこと。
どこかを痛めたわけではないので、調子が上がってくれば、
全日本大学駅伝からの出場となりそうです。

それでも、先日行われた記録会の5000mで、
5人の選手が13分台をマークするなど、
チーム内の競争が激しく、
今は、出雲駅伝で誰を外すか悩むくらい
チーム状態は良いそうです。

1時間半ほど研究室でお話しを伺っていると、
そろそろ練習が始まるということで、
グラウンドに移動して、練習を見学させてもらいました。
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グラウンドの隣はぶどう畑。

そして、遠くには富士山も拝める大自然、
360度大パノラマの中、
開放的なグラウンドで選手たちは、
汗を流していました。
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10月7日放送 箱根駅伝への道

2015.10.07

この日は駒澤大学特集 第2弾

其田キャプテンとエースの中谷選手のインタビューをお届けしました。

 

充実した練習を積んできました!

 

取材時、そんな雰囲気をお二人から感じました。

出雲で旋風を巻き起こすのは駒澤かもしれません。

 

今季の「箱根駅伝への道」は

チームを支えるマネージャーの声も積極的にお届けします。

今回は名門・駒澤大学を支える坪主務に

其田キャプテンと中谷選手の評価を伺いましたが・・・

 

そうですか~

キャプテンはそうですか~

 

別に変な意味はありませんw

気になる方は今夜23時UP予定の

ポッドキャストをチェック!

 

取材日記 早稲田大学&中央学院大学

2015.10.06

10月6日 火曜日 晴れ

出雲駅伝まで、1週間を切り、
今シーズンから監督として早稲田大学の指揮をとる
早稲田大学の相楽豊監督に会うため
選手の寮へ。

時間的に学校の2時間目と重なっていたのか?
埼玉県小手指駅で、
多くの学生と一緒に電車を降り、
少しだけ学生気分を味わえました。

相楽監督は、出場大学最年少の監督。
「今年のチームは、大砲はいませんが、
 エースに頼らない、全員駅伝の究極の形をつくりたい」
と話してくれました。

早稲田大学取材後、
電車を乗り継ぎ、
千葉県我孫子にある中央学院大学へ。
春のトラックシーズンに大活躍した潰滝大記主将をたたえる垂れ幕が。

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その潰滝主将と川崎勇二監督にお話を伺ってきました。

潰滝主将は、春のトラックシーズンを振り返り、
「思い描いていたようなシーズンだった。
 その中でもベストレースは、関東インカレの5000mです。
 今年、意識してきたラスト勝負での切り替えが
 一番出せたレースでした」と話してくれました。
三大駅伝すべてに出場する中央学院大学。
潰滝主将の走りに注目です。

また、川崎監督も
「久しぶりにメンバーが揃った。
 特にあの選手に注目して欲しい」
と話してくれました。
あの選手とはいったい誰なのか?
詳しくは、10月12日の出雲駅伝中継内でお伝えします。

10月6日放送 箱根駅伝への道

2015.10.06

出雲駅伝まであと6日。

エントリーメンバーが発表になったこの日は駒澤大学の特集、

大八木監督と藤田コーチのインタビューをお届けしました。

 

大八木監督、藤田コーチ、ともに今シーズンを

「育成の年」と位置付けていましたが、

各選手が夏合宿でステップアップしていることから

"出雲、全日本は狙える"という手ごたえを

感じているようでした。

 

生放送を聞き逃した~><

という方は23時UP予定のポッドキャストでチェック!

 

箱根駅伝への道 放送予定

2015.10.04

10月6日(火)~9日(金)

「箱根駅伝への道」 放送予定です。

 

6日(火)

駒澤大学 大八木監督、藤田コーチ インタビュー

 

7日(水)

駒澤大学 其田キャプテン、中谷選手 インタビュー

 

8日(木)

東洋大学 酒井監督 インタビュー

 

9日(金)

青山学院大学 小椋選手、一色選手 インタビュー

10月2日放送 箱根駅伝への道

2015.10.03

こんばんは、文化放送 松島茂です。
特別バージョンでお送りしている「箱根駅伝への道」。
青山学院大学 原晋監督と
早稲田大学前監督で、現在、住友電工陸上競技部の
渡辺康幸監督、おふたりの監督対談も今夜が最終回です。
原監督、渡辺監督、きょうもよろしくお願いします。

原監督:よろしくお願いします。
渡辺監督:よろしくお願いします。

松島アナ:
さあ、監督対談最終日のきょうのテーマは、
「指導者」です。
まず、渡辺監督に聞きたいのですが、
学生と実業団と指導する上で一番の違いは何ですか?

渡辺監督:
今までの実業団というくくりだと、指導するというよりは放任ですね。
ある程度、練習スケジュールを出して、
後は自分でやりなさいというチームが多かったと思うんですよ。
それでも能力のある選手がたくさん集まれば、
優勝はできたと思うんですよね。
ただ、今の実業団って、外から見ていて、
あんまり華々しく見えないじゃないですか。
それは箱根駅伝があるからと言いますが、
そうではなくて、
実業団一つ一つのチームを見ていると、
覇気がないというか、どこを目指しているのか分からない、
迷走している感じですよ、どこの監督さんも。
大学の場合は、箱根駅伝で優勝するためだけじゃなくて、
日本選手権で実業団に勝つためにやったりだとか、
すごい高い意識で監督はやっているんですけど、
実業団の場合は、世界が上に行き過ぎてしまって、
現実的に手の届かないところに行っちゃっているんですよ。
だから、何をしていいのか分からないという状況ですね。
今の私のチームは、まだ強くなく、選手が竹澤君くらいしかいないので、
今はとにかく勉強をしています。
知識をつけて、教養を持つ、コーチングですね。
その知識をいかに身に付けるかですね。
コーチングが日本の指導者は少ないですね。

松島アナ:
けっこう、今の話はわたくし的には衝撃的だったんですけど、
原監督はどのように感じましたか?

原監督:
そうですね。今の指導者はですね、大学の指導者が、
ある意味、一番勉強しています。危機感持ってやっていますね。
ま、それは箱根駅伝があるから一生懸命やっているのか、
指導者が一生懸命やっているから、
箱根駅伝に優秀な学生が出ているのか、
それは分かりませんけれども、
渡辺監督がおっしゃるようにコーチング、
現場の指導だけではなく、大学への提案、
プレゼンテーション能力も監督の仕事なんですね。
今までは、現場をみることだけが指導と捉えがちだったのですが、
大学、あるいは企業に対して、
いかに選手を育てる環境を作っていくかも監督の仕事なんですね。
で、そのノウハウを一般のジョガー、
あるいは、多くの駅伝ファンに発信するのもですね、
監督の仕事だと思うんですね。
それらを含めたコーチングが指導者に求められている、
そうなるべきだと僕は思っているんですよね。

渡辺監督:
いわゆるチームマネージメントですよね。
大学が簡単に億のお金を出して
強化をしているというわけではなくて、
クロカンコースをつくるにしても、何億もかかるわけですよ。
原さんもやってきたと思いますが、
監督たち、大学に相当交渉していると思いますよ。企業もそうですよ。
それに対しての費用対効果も我々は出さなきゃいけないわけですよ。
だから箱根駅伝で優勝させなきゃいけない。
お金を出しただけの効果が出さなかったら、監督はクビになるんです。

原監督:
そうですね。やはり責任ですよね。
お願いばかりして、責任を果たさなかったら、指導者失格ですよね。
また学生も、学生は学生で責任があると思うんですね。
だから権利ばかり主張して、
不満ばかり言っている学生に対しては、叱り飛ばしますし、
学生ならば、学生の立場で責任を持つ、
持たせるということも必要だと思いますね。
実業団選手もそうですよね。
今の実業団選手は何かね、企業に入ることが目標で、
入ってからの責任というのが少し欠けている気がしますが、
そのあたりどうですかね?

渡辺監督:
故障して走れなかったら、普通のサラリーマンだったら
給料泥棒と言われてもおかしくないですけど、
必ず固定給が入ってきて、ボーナスも入ってきますから、
それもおかしいというか、
だったら、僕はプロに行ったほうが良いと思います。
だから大迫くんをオレゴンに行かせましたけど、
海外のチームは、まずコーチに自分が稼いだお金を払いますからね。
いわゆるコーチング料。
じゃあ、日本の選手が、今の指導者にお金を払いますか、
ということなんですよ。。
日本の場合は、企業が払ってくれるので、
選手が払う必要がないわけじゃないですか。
でも、実際じゃあ自分の監督にいくら払いますか、となった時に、
選手は、本当にお金を払いますか、
このコーチングに対してということなんです。

松島アナ:
じゃあ、お金を払ってもらえるようなコーチに
ならないといけないのですね。

渡辺監督:
ならないといけないのです。
だから、僕がオレゴンに大迫君と言った時に、
自分の指導力の無さというか、コーチングをしていなかったんだな
ということを感じましたね。
まあ、向こうは国家プロジェクトなので、
やっていることは世界ナンバーワンなんです。
それぞれ各分野のスペシャリストの専属コーチやシェフがいて、
専門的に教えるということです。
だから中途半端な知識の人が、何となく教えるのではなくて、
スプリントコーチが、ランニングエコノミーを高める練習を教えるとか、
フィジカルのトレーナーがいる、食事の専門家がいるという、
それぞれパーフェクトなコーチがいるんです。
そういうチームに勝てると思いますか?
アメリカから帰ってくる飛行機の中で、
はぁ~、これからどういう風に日本の陸上界は行くんだろ?と。
不安しかなかったですね。
このチームを倒さないと、ケニアやエチオピアに勝てないのかな、と。
彼らは、ケニア、エチオピアに勝つためにやってるわけでしょ?
で、じゃあ、日本は何をやっているかというと、
走り込め、距離を踏め、以上。
故障したら選手が悪い。

一同:笑い

原監督:
やはり、マネージメントを我々も含めて
もっとやっていかないといけないし、
渡辺監督の今の言葉で印象的だったのが、
今、所属している選手が、その監督に対して
どれだけお金を払う価値があるのかということを
やっぱり監督側も理解しないといけないですね。

松島アナ:
残念ながら、時間一杯となってしまいました。
また、是非このような機会を設けたいと思います。
4日間ありがとうございました。
箱根駅伝の道でした。

「原晋×渡辺康幸」監督対談ポッドキャスト配信中

2015.10.02

「箱根駅伝への道」でお届けしました

青山学院大学・原晋監督

今年の3月まで早稲田大学を率いました渡辺康幸監督による

BIG監督対談の模様をポッドキャストでお聴きいただけます。

 

ポッドキャストでは放送に入りきらなかった部分も収録!

盛り沢山な内容となっておりますので

ぜひアクセスしてお楽しみください!

 

◆ポッドキャストはこちら◆

箱根駅伝への道 原×渡辺 監督対談①

 

10月1日放送 箱根駅伝への道

2015.10.02

こんばんは、文化放送 松島茂です。
三大駅伝のクライマックス、箱根駅伝に向けて奮闘する
チームを応援、紹介する番組、「箱根駅伝への道」
今週は、特別バージョンです。
青山学院大学原晋監督と
早稲田大学前監督で、現在、住友電工陸上競技部の
渡辺康幸監督、おふたりの監督対談をお届けしています。
原監督、渡辺監督、きょうもよろしくお願いします。

原監督:よろしくお願いします。
渡辺監督:よろしくお願いします。

松島アナ:
さ、3日目のテーマを発表しましょう。
きょうのテーマは、「学生駅伝三冠」です。
渡辺監督率いる早稲田大学は、今から5年前、
2010年のシーズンに
史上3校目の学生駅伝三冠を達成しました。
原晋監督率いる青山学院大学も、今シーズン
私的には、三冠を達成する可能性もありえるのかな、
と考えているのですが?

原監督:
そうですね。
戦力的には充実してきましたので、
狙える時に狙いたいなとは思っておるのですが、
プレッシャーが一番心配なんですね。
そこのあたりを渡辺監督、三冠経験者から
いろいろ尋ねてみたいなと思うんですが、
調整段階において、三つ戦うためにですね、
出雲、全日本、箱根と、ひとつひとつ調整していくと
最後の箱根が鬼門になってくるんですけど、
最初から、出雲から狙ったものですか?

渡辺監督:
わたしはですね、4月に、1年間のチーム目標をたてて、
あとは、春夏秋冬に個人的に、手の届く範囲の目標を
それぞれたてさせるんですけど、
三冠したときは、大迫くん、志方くんといった
高校のトップクラス、超即戦力が入ってきて、
4年生から1年生まで、すごくバランスの取れたチームだったので、
4月の時点で三冠宣言をしたじゃないですか。
そこで胴上げするために減量もしたじゃないですか(笑)
絶対三冠取るんだという気持ちで1年間やったんですけど、
1年間のスケジュールが完璧でしたね。今、思い出せば。
トラックシーズンに結果がでないと、三冠はありえないですね。
今は、スピード駅伝じゃないですか。
だから5000m、1万mでも、みんな自己ベストを出したりとか、
例えば、夏のホクレンシリーズで結果を出していけば、
三冠が見えてくるのかな?と。
あとは、区間配置ですね。これを完璧にはめていかないと。
今は、チームの力が拮抗しているので、
青山学院が抜けているとは言え、出雲は難しいですね。
僕は苦手でしたね。

原監督:
三冠したとき、三冠走った選手は何人いました?

渡辺監督:
出雲と全日本は、全部3年生以下で出て、
選手に絶対勝つと言いました。
しかし、箱根の時は主力が故障したんですよ。
もちろん、2番手、3番手は用意していましたが・・
で、2番手の選手を走らせたのですが、
ただ、のっている時は、何もやってもというか、
きっと準備ができていれば、やっぱ勝てるのかなと。
勝利の女神がやっぱ寄ってきますよ。
それをですね、これから原さんの手腕で(笑)。
あと、やっぱり監督ですよ。
走るのは選手ですけど、僕は監督力、
特に箱根駅伝は監督力です。
10人コントロールしなくちゃいけないので、
ただ、10人並べているだけじゃないじゃないですか。
だって、サイコロで区間配置、
瀬古さんみたいに決めるわけないじゃないですか。

一同:笑い

松島アナ:
ちょっと待ってください。
瀬古さんは、ほんとそうなんですか?

渡辺監督:
冗談ですけど(笑)

原監督:
出雲駅伝は、やはり1区が勝負ですね。

渡辺監督:
そうですね、
近年の出雲駅伝は、1区で飛び出したチームが
逃げているじゃないですか。
僕も優勝した時は、1区で区間賞取っているんですよ。

松島アナ:
青山学院も、出雲初優勝した時は、
1区で1年生の小椋選手が先頭と7秒差でしたもんね。

原監督:
そうなんですよ。
あの時は、神風が吹きましたからね。
向かい風が物凄く強かったんですよ。
ですから当時の一流選手も、大迫君も1区だったかな?

渡辺監督:
大迫も向かい風でとまって・・・

原監督:
東洋の設楽啓太くんも風でとまってしまって。

渡辺監督:
あの出雲の1区8キロというのは、鬼門と言うか、
力がある選手でも夏合宿開けなので、難しいんですよ。
逃げれないですよ。
でも、あの時、1区に1年生の小椋選手を原さん置いてますけど、
3区に久保田和真選手、そして、アンカー出岐雄大選手ですよ。
よりゃ勝ちますよ!(笑)
今考えてみれば、勝って当然じゃないですけど、
すごくバランスの良いオーダーでしたよね。
やはり、3区にもアンカーにも強い選手がいないと勝てませんよ。

松島アナ:
原監督、あと時と比べても、今年のチームは、
かなり層の厚さがアップしてますよね?

原監督:
2チーム出したいですね。

松島アナ:
わー

渡辺監督:
AチームとBチーム出して、Bが勝ったりしないですか?(笑)

一同:笑い

原監督:
6区間、12名ですから、上手にもっていけば、
1番と3番、あるいは1番と5番あたりも狙えるような
選手層のですね。

松島アナ:
渡辺監督は、三冠を取るには、
出雲がポイントだと言っていましたが、
原監督は、今シーズンのチーム関して、
三冠を取るのに一番ポイントとなる大会は?

原監督:
うん、わたしも渡辺監督と同じ意見で、
出雲ですね。
ここが鬼門だと思っています。
スピード駅伝6区間。1つの区間のブレーキが
取り返しのつかないことになりますので、
20秒~30秒開いちゃうと、なかなか難しいんですよね。
で、6区間であれば、やっぱ東洋さんも服部兄弟が強いし、
他にも13分台の選手もいますので、
今年、東洋さんは春からスピード練習を
特化してやっているんでですね。
そのあたりが、出雲で成果として出てくるのではと。
ま、ライバルは東洋さんでしょうね。

松島アナ:
ほー、駒澤もいますし、渡辺監督が指導していた早稲田、
明治、山梨学院などもいますけど?

原監督:
まあ、記録よりは、渡辺監督も思っていると思いますが、
強さですよね。記録会ではないタイムを持っているのが、
やはり、東洋さん、あるいは、駒澤さんになってくると思うんですよね。
明治さんも、横手君という大エースがいたのですが、
出雲のメンバーから外れていますので、
いわゆる、ゲームチェンジャーがいませんので、
東洋さん、駒澤さんあたりが、
ライバルになるのかなと思っています。

松島アナ
残念ながら、お時間いっぱいとなりました。
きょうは学生駅伝三冠について
原監督、渡辺監督に語っていただきました。
「箱根駅伝への道」でした。

9月30日放送 箱根駅伝への道

2015.10.01

こんばんは、文化放送 松島茂です。
三大駅伝のクライマックス、箱根駅伝に向けて奮闘する
チームを応援、紹介する番組、「箱根駅伝への道」
今週は、青山学院大学原晋監督と
早稲田大学前監督で、現在、住友電工陸上競技部の
渡辺康幸監督、おふたりの監督対談をお届けしています。
原監督、渡辺監督、きょうもよろしくお願いします。

原監督:よろしくお願いします。
渡辺監督:よろしくお願いします。

松島アナ:
きょうからふたりに、ひとつのテーマについて
語り合っていただきます。 
早速、発表しましょう。
きょうのテーマは「本」 Bookですね。
読書の本ですけれども、おふたりにとっては、
執筆する本、ということになると思いますが、
まず、先日、原監督は徳間書店から
「青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ」
略して、「青トレ」というDVD付きの本を出されました。
この本はどのような仕上がりになっていますか?

原監督:
これはですね。ある意味、陸上改革でしょうね。
今までですね、小中高、あるいは実業団の選手も
儀式のような体操をしていたのですが、
それを走りに活かせるストレッチ、動的ストレッチ、
または、走りに活かせるコアトレーニング、
それがギュッと詰まった本になっていますね。
ある意味、陸上改革のひとつの切り口になる本ではないかと思います。

松島アナ:
渡辺監督も、これまで複数の本を出されていますが、
この「青トレ」は読まれました?

渡辺監督:
読みました。
だって、ちゃんと原さんの本をちゃんと読んで来ないと
きょう対談できないじゃないですか?(笑)

原監督:
ありがたいですね。
実業団の選手にも活かせる本だと思うんですよね、

渡辺監督:
いや、ほんとにそう思います。
今、走るだけの時代じゃないですし、
なぜ、故障するのかということを
分からないといけないじゃないですか。
ただ、練習量は少なくできないし、
やはり、動きつくりとか、
フィジカルのところをやっぱり大事にした本ですね。

原監督:
渡辺監督は大学の指導者も経験されていましたけれども
実業団の監督と、体操とか、補強トレーニングとか違いますか?

渡辺監督:
そうですね。実業団の場合は、
会社からお給料をもらっていますから、走って当然だと。
だから、コーチングがちょっと手薄になっているのかなと感じます。
選手任せ過ぎる。
だから、指導者がもっと選手寄りに、選手目線でですね、
信頼関係を築きながら、指導だけじゃなくて、
教育とか育成とか、
あと、チームマネージメントですね。
やっぱり会社のお金を使って強化するわけですから。
それらすべてを兼ね備えていないと強いチームは作れないですね。

松島アナ:
大学駅伝の監督が、実業団に行かれるというのは、
それほど多くないですよね?

原監督:
そうなんですね。
ですから、今の指導者はですね、
僕は、ある意味、大学の指導者が、
一番、知識と、危機感を持って
取り組んでいると思うんですね。

渡辺監督:
ま、結果が出ないと、すぐにクビも飛びますから(笑)
アマチュアスポーツですよ。
どうなっちゃっているんですかね?

一同:笑い

松島アナ:
素人的なイメージだと、
逆に、実業団の監督の方が、
そういう危機感を持ってやらなきゃいけないのかな、
という感じもするんですけど、
そうではないんですか?

原監督:
私はまだ実業団の監督をしていませんから
第三者的に言わしてもらって、
「そんなことないよ、原くん」
と言われるかもしれませんけれども、
小中高までは、教育機関ですので、
プロフェッショナルな指導より、教育的、
ま、人格形成を養っていく指導をされていると思うんですね。
大学生になると、
そこにプロ意識を少し加味しなくてはいけない。
さらに実業団ランナーは、
よりプロ意識を持たなきゃいけない。
これは、選手だけではなくて、
監督にも言えることかなと、僕は思いますね。

渡辺監督:
実業団の監督は、もう世界をやっぱり見なきゃいけないんで。
日本の練習だけではなくて、
海外のサイトを見てですね、
トップチームがどういう練習をしているのか、
今、ランニングエコノミーってのが大事で。
走りの経済なんですけど。
日本のチームには、それがすごく欠けていて、
日本選手はスピードがない。
だから、中距離、長距離は世界で通用しない。
はい、終わり。
なんですよ。
で、マラソンに行きなさい。
はい、マラソンも通用しません。
今は、それが現状です。

原監督:
そう言った考え方ひとつひとつが、
渡辺監督の「本」にもギュッとノウハウが詰まっていますし、
この「青トレ」にもですね、
体操の仕方、筋肉の動かし方、
そういったことが、この「青トレ」にもギュッと。
単なる、一生懸命努力して走りなさいだけでは、
もう、外国人の選手には勝てないですね。
いかにマネージメントしていくか、
筋肉をどう動かしていくか、そこらあたりの勉強を、
大学、そして、社会人の指導者はしていかなきゃいけない。
そういった意味合いでも、渡辺監督、
そして、わたくしも、「本」をもって発信していると。
自分たちのノウハウだけじゃ無いぞと。はい。

松島アナ:
あの、本を書いたのは、渡辺監督の方が先ということで、
本に関しては渡辺監督が先輩ということで、
原監督、何か、相談しましたか?

原監督:
印税対策ですかね。

一同:笑い

渡辺監督:
原さんから、1月5日に電話がかかってきて、
今、すごい本の話がいっぱい来てて、
どこの出版社から出したらいいかな?って、
リアルにきかれましたからね(笑)
これから駅伝シーズン始まるじゃないですか。
11月、12月って注目度が高いんですよ。
ほんとは、我慢して、我慢して、我慢して、
一冊を12月10日の前の日くらいに出したら、
すぐに5万冊です。

一同:笑い

松島アナ:
渡辺監督はこれまで、何冊の本を出していますか?

渡辺監督:
6冊出しているんですけど、一番売れた本は、
「自ら育つ力 早稲田駅伝チーム復活への道」という、
2008年、箱根駅伝で往路優勝した翌年に出した本で、
これが一番売れているんですよ。

原監督:
中身も良いんじゃないですか?

渡辺監督:
中身も・・・良いですね。学校の教科書的な。
で、けっこう、僕、原さんと言っていることが似ていますね。
明確な目標設定とか、見えるとこに目標を書けとか、
8割くらい、原さんの書いている本に僕の本も近いです。
指導方法が似ていますね、考えが。

松島アナ:
それは、原監督も感じますか?

原監督
私も感じますね。
明るいところも似ていますしね。
やはりですね、陰に、内にこもっちゃダメなんですね。
自分のノウハウというのは、出来るだけ多くの人に
共感してもらえるような作業をしていかないと。
そのひとつの手法が「本」
この「本」をもってして、情報を発信していくのは、
大切なんじゃないですかね。

松島アナ
残念ながら、そろそろお時間となりました。
原監督、渡辺監督、ありがとうございました。
明日は新しいテーマで、お話を伺います。
「箱根駅伝への道」でした。
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