落語界が揺れた?落語家ヒカル騒動は「談志師匠がやっていたこと」春風亭一蔵が自説
落語家の春風亭一蔵がパーソナリティを務めるラジオ番組『春風亭一蔵 ラジオマガジンフライデー!』(文化放送・金曜日午前8〜11時30分)7月10日の放送では、パートナーの水谷加奈アナウンサーとともに、様々な気になるニュースについてトークを繰り広げた。
水谷「一蔵さんが気になったニュースは何でしょうか?」
一蔵「一応触れときますけども、今週は落語界が結構揺れたというか、デイリーの記事で『落語家デビュー直前のヒカル 「落語界の先輩にリスペクト持て!」批判をバッサリ「志らく以外興味なし」』っていうのをはっきりおっしゃったということで。これ、事の経緯から言うと、ユーチューバーのヒカルさんが志らく師匠のお弟子さんになって明治座で独演会をやるということになって、芸術協会の二ツ目さんが「修業もしてないのに」って言ったことで大バズったということなんです。
けれども、もともと立川談志師匠っていう人は、AコースとBコースとCコースという、3コースの弟子のシステムを作って。Aコースは普通の落語家の弟子。Bコースは芸能人が月謝を納めて弟子になる。そしてCコースはいわゆる“タニマチ”、“お旦”さんとかを弟子にする、というようなことを落語界を発展させるためにやったという。そういう教えで志らく師匠はヒカルさんを取った。つまり、Bコースの弟子としてだったら、ボクはいいと思うのと同時に、ヒカルさんの一言も「当たってるな」と思うんですよ。
つまり、志らく師匠以外興味なしって。ボクも正直言って、落語家に入門した時、落研でもないし、落語がただ好きなだけだったんで、本当に(春風亭)一朝にしか興味なかったんです。今でも一朝の言うことは絶対ですし、これも別にそんなに叩かれるような内容じゃねえなってボクは思ったのと、あと、寄席修業をやってる芸術協会さんの二ツ目さんの気持ちはわかります。一生懸命、修業して売れるために頑張ってるのでポロッと言っちゃったっていうのは、気持ちはわかるんだけど、むしろボクはヒカルさんが落語やってくれるのはオイシイなって思う。なんでかっていうと、自分の芸に一応自信を持ってここまで来たので、客寄せパンダじゃないですけど客を連れてきてくれる人がいれば、自分の話を新しく入ってきたお客さんに伝えられるので、むしろ「オイシイな」「ありがとう」って思うんで、別に文句も何もなかったっていう話なんですけど、これだけいろんな論争があって面白いもんだなぁと。
ボクも弟子を取ったんですけど、結局は一朝から教わったことしか教えられないんですよ。だから志らく師匠も談志師匠を見て育ったから、談志師匠がやっていたことを今の時代にやっているっていうことで、これは弟子を取ったからこそやってる意味がわかる」
水谷「そうか~」
一蔵「裾野を広げるために談志はこうやったっていうのを志らく師匠が一番近くで見てたとしたら、ヒカルさんと関係があって自分の落語に感銘を受けたって言ってくれたら「じゃあオレの弟子になれ」って言うだろうなとか。ボクに来たら絶対取らないですよ。ウチの師匠はそういうことやってなかったから。スカウトして弟子を取ったわけじゃないんで。惚れ込んで来たのを「ダメだよ」って突っぱねて、それで取ってっていう形なんで、結局師匠なんだなって。それで言うと、志らく師匠も修業してんだなっていうふうにボクは思いました」
――他のニュースをいくつか紹介して――
一蔵「マルが出ておりますけれどもこれだけ。食品産業新聞の記事で『アサヒ飲料、蛇口から「カルピス」飲める「カルピスじゃぐち」本格展開 30年に累計1000台へ』」
水谷「どこで?」
一蔵「いろんなホテルとか観光地とかで、試しに30件ぐらい「カルピスじゃぐち」を作ったら、これが大好評だったらしくて。いやね、愛媛に行くとほら、オレンジジュースの蛇口とか」
水谷「そうそう」
一蔵「カルピスなんてね、もう夢があるでしょう。我々太っちょ連合会からしたら」
水谷(笑)
一蔵「これね、コップじゃなくて口からいきたいよ、ねえ。オレ達みんな生涯現役だぜ」
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