交流サイト最大手の米フェイスブックが3日発表した2017年1~3月期決算によると、月間利用者数は前年同期比17%増の19億3600万人と節目の20億人に迫り、利用者の増加が続いていることを示した。
売上高は前年同期比49%増の80億3200万ドル(約9060億円)、純利益が76%増の30億6400万ドル。主力のスマートフォン向け広告事業の好調が全体の業績を押し上げた。
2017/5/05
米フェイスブック20億人に迫る 月間利用者数
ビジネス数学専門家/教育コンサルタント
深沢真太郎
9
売上高が前年同期比49%増、純利益が76%増。ビジネス数学の専門家としても、やはりこの数字はあまり見たことがない。もはや非常識といってもよい数字だ。
数を増やすためには「足し算」か「掛け算」を使う。つまり、ビジネスでも数字を増やしたければ必ず「足し算」か「掛け算」の仕組みがなければならない。言うまでもなく、SNSは「掛け算」の構造が肝であり、数学的にいえば利用者が指数関数的に増加する構造をつくったことがすべてだろう。
好調の要因を「時代に合っている」や「人の心理をうまく突いている」で終わりにしてしまってはそれまで。ビジネスである以上、着目すべきは「仕組み」であり、そしてそこにある数学的構造を見逃してはいけない。
当たり前すぎることだが、数字は「足し算」か「掛け算」をしないと増えない。特に重要なのは「掛け算」であることは言うまでもないだろう。いまいちど、いま自分のビジネスは「掛け算」が機能しているのか考えてみてもいいかもしれない。
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