2017/6/27

将棋、生中継視聴は延べ740万 チャンネル開設以来、最高

26日、藤井聡太四段の対局はインターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」の「将棋チャンネル」で生中継され、接続した視聴数は番組終了時の同日午後10時半に延べ740万に上ったことが同局への取材で分かった。
 同局は午前9時半から対局を生中継。今年2月の「将棋チャンネル」開設以来、最高の数字といい、担当者は「歴史的な対局を多くの方に見ていただけて、うれしいです」と話していた。
 藤井四段が瀬川晶司五段を破った今月15日の対局の視聴数は延べ約144万だった。

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ビジネス数学専門家/教育コンサルタント
深沢真太郎
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いま話題の棋士である藤井聡太四段。
どうしても連勝記録やその年齢といった数字だけに注目が集まりますが、
私はこのようなニュースを見るたびに、人の能力開発は「短期間に集中してどんな行為をさせたか」が重要だと痛感させられます。

私は将棋に精通しているわけではありませんが、想像するに論理と確率を駆使する頭脳戦です。まさに数学といって良いでしょう。
そして藤井四段自身、学校の授業で好きなのは数学だという情報もあります。むろん、机上の数学だけではこのような頭脳は生まれないはずですが。

一方、(とても比較にはならないが)私自身も幼少の頃は将棋・オセロゲーム・麻雀などを楽しんだ記憶があります。
つまり、単に数学を勉強するのではなく、いかに普段から「数学的な行為をしているか(させているか)」が重要ということでしょう。

そういう点で、藤井四段はこれまで(わずか14年間)の間に数学的な行為に夢中になった人物。
私のような人材教育に従事する者へ重要なヒントをプレゼントしてくれていると思いたい。
いっそ、企業研修で将棋でもやらせてみようか。

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