2017/6/02

小池都知事、自民に離党届 新党代表に、対立鮮明化

東京都の小池百合子知事は1日の記者会見で、党籍が残っていた自民党に同日、離党届を提出したと明らかにした。1日夕には自身が率いる「都民ファーストの会」の総決起大会が都内で開かれ、小池氏が代表に就任した。
 都議選投開票日まで2日で1カ月に迫る中、自民と決別して対立構図を鮮明にした形だ。
 小池氏は会見で「今日都民ファーストの会の代表に就任することが境目だと考えた」と説明。「豊洲市場の移転問題などを確実に進めていかないといけない」と述べた。
 一方、自民党の下村博文幹事長代行(都連会長)は小池氏の離党届提出を受け、記者団に「離党は当然だ。引き留めない」と語った。

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東北大学特任准教授・弁理士
稲穂健市
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小池知事が自民党に離党届を提出し、地域政党「都民ファーストの会」の代表に就任しました。
都議選に向けて会の知名度を上げる狙いとみられますが、知的財産権の専門家の観点から、今後の小池氏の動きを予想してみましょう。

小池氏は、今年2月20日に、「都民ファーストの会」と、自身が主宰する政治塾「希望の塾」について、それぞれ商標の出願を行っています(商願2017-20202及び商願2017-20204)。じつは同日に、「希望の党」も出願しているのです(商願2017-20203)。

これら一連の出願は、「都民ファーストの会」が地域政党として活動を開始した約1か月後に行われているのですが、「希望の党」のみが、いまだ使われていません。かつて、橋下徹氏が率いる「大阪維新の会」が旋風を巻き起こし、国政政党「日本維新の会」が設立されました。
「都民ファーストの会」が都議選で大勝を収めた後に国政政党「希望の党」を立ち上げることを意図して、小池氏がその布石として出願した、と考えることもできるのです。

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