2017/6/14

日本語指導必要な子ども3万人超 外国人の子、過去最多

公立小中高校などに在籍する外国人の児童生徒のうち、日常生活や授業に支障があり日本語指導が必要な子どもは昨年5月1日時点で全体の4割に当たる3万4335人となり、過去最多を更新したことが13日、文部科学省の調査で分かった。前回調査の2014年度から5137人増で1991年度の調査開始以来、初めて3万人を超えた。
 文科省は増加の理由を「東京五輪・パラリンピックに向けて労働力を求める日本に、世界から人材が集まってくる流れが強まった」とみている。
 児童生徒の母語別で見ると、ポルトガル語が8779人で最も多く、中国語が8204人、フィリピン語が6283人だった。

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ビジネス数学専門家/教育コンサルタント
深沢真太郎
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「読み・書き・そろばん」とは昔から言われること。
教育的な観点では、基盤作りにあたります。
日本人の子供は減っていく。しかし外国人の児童は増えていく。まさに反比例の構造です。
これが続くと仮定すれば、これからの国内の教育機関はより「読み・書き・そろばん」の重要性が高まるかもしれません。

私見ですが、高度な専門知識を教えることよりも、実はこの「読み・書き・そろばん」を指導するほうがはるかに難易度が高いと考えます。
このようなニュースは、教育者の質がさらに問われる時代になったというメッセージに感じます。

余談ですが、この3つの中で「そろばん」だけは世界共通言語です。
グローバル化するビジネスの世界において、数字がいかに有難い言語であるかがよくわかりますね。

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