ＮＹ株続伸、また最高値 ＳＰも更新、ＩＴが主導

こうした景気の動きに敏感に反応しやすい株が買われるときは、改善中の経済指標の発表などがあるものです。
しかし、最近発表されたアメリカ経済指標は、小売統計、鉱工業、住宅...全てにおいて軟化をしめしています。

この矛盾は何なのでしょうか？もしかしたらこれは、「不景気の株高」が起きつつあるのかもしれません。これは景気が良くなければアメリカが金利を引き上げ続けるペースは遅くなるだろう→ならば資金環境は潤沢→余ったお金を株式投資に...という現象のことです。
比較的、金利が低いのなら、株高が期待できる成長株に投資をしようとしてハイテク株への集中買いが続いているのかもしれません。

また成長株といえば新興国株も気になります。ハイテク産業の比率が大きい、台湾加権指数は17年ぶりの高値をとるなど熱狂にあります。
このバブル的な動きがどこまで続くのか？答えられたら私は仕事をしていないのですが(笑)、こんな時ほどマイペースに投資をし、バブルに踊らされずに過剰な強気投資をしない気持ちが重要かもしれません。